金沢工業大学生が野々市市で地域課題解決策を提案するイベント開催

金沢工業大学の学生が地域課題に挑む

金沢工業大学経営情報学科の2年生が、地域の課題解決に向けて野々市市長に提案を行うイベントが、2023年1月21日、野々市市役所の2階ホールで開催されます。この取り組みは、同大学が掲げる「プロジェクトデザイン教育」に基づいており、学生たちの学びにも大きな影響を与えています。

プロジェクトデザイン教育とは？

金沢工業大学では、問題発見・解決型の教育を重視しており、学生たちが実際の地域課題に取り組む機会を提供しています。この教育方式は、知識を学ぶだけでなく、実践を通じて具体的な解決策を見いだす力を養うことを目指しています。今回の提案は、経営情報学科の学生が実際に地域の問題を分析し、それに基づいた実行可能なアイデアを創出するための実践的な取り組みです。

提案内容の詳細

提案を行うのは、特に優れた3つの学生グループです。それぞれが独自の視点から地域課題にアプローチし、具体的な解決策を考案しました。

1. 「SDGs未来都市ののいち」普及啓発アイデア
このグループは、YouTube広告を活用してSDGs（持続可能な開発目標）を野々市市に普及させるためのアイデアを提案します。視覚的でダイナミックな広告を通じて、地域の人々にSDGsの重要性を伝え、関心を高める狙いがあります。

2. Liqlid学校改革ゲーム
中学生を対象とした「Liqlid学校改革ゲーム」のコンセプトを考案したこのグループは、楽しみながら学校の改革について考えさせることを目的としています。ゲームを通じて、学生たちが教育の現状や課題を認識し、自分たちの未来を考えるきっかけを提供します。

3. 石鹸作成ワークショップ
廃棄予定の椿を使用した石鹸作成ワークショップを提案したこのチームは、地域の資源を活用し、環境意識を高めることを目的としています。参加者が実際に手を動かすことで、楽しさを通じて環境保護について学ぶ機会を創出しています。