高知県高知市帯屋町筋商店街にAIカメラ人流分析システム導入!商店街活性化への期待が高まる
高知県高知市の代表的な商店街である帯屋町筋商店街に、AIを用いた人流データを取得するシステムが導入されることが決定しました。このシステムは、電気興業株式会社が中心となり、商店街の活性化や経営課題の解決を目指して整備されます。
帯屋町筋商店街は、東西700mにおよぶアーケード街で、毎年開催される「よさこい祭り」など、多くのイベントが行われ、賑わいをみせています。しかし、従来の通行量調査は、年4日間、調査員を配置して人力で行われており、天候やイベント、調査員の熟練度によってデータの品質が変動するという課題がありました。
そこで、電気興業株式会社は、岩手県盛岡市での実績をもとに、AIカメラ人流分析システムの導入を提案しました。このシステムは、商店街内に設置された5台のAIカメラで、時間帯ごとの通行人数、属性(男女/世代)、往来の方向などを分析します。また、車両の台数、属性(自転車/自動車など)、往来の方向なども分析対象となります。
取得されたデータは、web上のダッシュボードで出力され、商店街の施策の効果測定や、新たな企画立案などに活用されます。これにより、より正確なデータに基づいたマーケティング活動が可能となり、商店街全体の活性化に貢献することが期待されています。
本システムの整備には、電気興業株式会社に加え、画像解析AI技術を持つ株式会社サイバーコア、取り組みサポートを行う盛岡まちづくり株式会社、電気工事を行う土佐通信システム株式会社の4社が連携しています。カメラの設置工事は6月に完了し、試験運用はすでに開始されています。本格運用は9月開始を予定しています。
電気興業株式会社は、本取組を通じて、地域活性化から安心・安全なまちづくりまで、様々な課題解決に貢献していくことを目指しています。
システム導入の背景
帯屋町筋商店街は、高知県を代表する商店街として、多くの観光客や地元住民で賑わっています。しかし、近年の消費者の購買行動の変化や、ECサイトの普及などにより、商店街は様々な課題に直面しています。
特に、人流データの不足は、効果的なマーケティング施策を立案する上で大きな障壁となっていました。従来の調査方法では、データの精度や収集頻度が限られており、変化の激しい市場に対応することが困難でした。
AIカメラ人流分析システムの導入により、リアルタイムで精度の高い人流データを取得することが可能となり、以下の効果が期待されています。
効果的なマーケティング活動: 顧客属性や購買行動などのデータに基づいた、より効果的なプロモーション戦略の立案が可能になります。
新たな企画立案: 人流データ分析に基づいた、新たなイベントやサービスの企画・開発が可能になります。
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商店街全体の活性化: 人流データの活用により、商店街全体の活性化につながる施策を展開することができます。
各社の役割
本システムの整備には、以下の4社が連携しています。
1. 電気興業株式会社: AIカメラ人流分析システムの企画・設計・導入を担当します。
2. 株式会社サイバーコア: 画像解析AI技術を提供します。
3. 盛岡まちづくり株式会社: 商店街活性化に関するノウハウやアドバイスを提供します。
4. 土佐通信システム株式会社: カメラ設置工事、電源敷設工事などを担当します。
各社の強みを活かした連携により、効果的なシステム構築と運用を目指しています。
今後の展開
電気興業株式会社は、帯屋町筋商店街におけるAIカメラ人流分析システムの導入を皮切りに、様々な地域・場所における課題解決に挑戦していきます。AI技術を活用することで、地域活性化、安心・安全なまちづくり、そして持続可能な社会の実現に貢献していきます。