ドローン操縦士の資格更新を手助けする新たなeラーニング教材
一般社団法人日本マルチコプター協会(JMA)が、無人航空機操縦士の国家資格更新講習に特化したeラーニング教材を独自に開発しました。この教材の受付が、2025年12月1日から開始されることが発表されています。これにより、更新講習を受けるパイロットたちに効率的かつ質の高い学習環境が提供されることとなります。
教材開発の背景
国家資格の発行からおよそ2年以上が経過し、初回の更新時期を迎えるドローンパイロットが急増しています。しかし、全国的に教材の整備と講師の育成が追いつかず、更新講習を受けられない「更新難民」が増加しています。そこでJMAは、オンライン学習と教材の標準化を進め、全国どこでも更新できる環境を整える必要性を感じ、eラーニング教材の開発を決定しました。
JMAが提供する教材の特徴
1. 国家資格カリキュラムの完全準拠
教材は国土交通省の最新基準に基づき、無人航空機の飛行に関する安全教則や実地試験実施基準、承認審査要領など、必要な情報を十分に網羅しています。
2. 国内最大級の講習ネットワーク
全国21か所の講習会場を通じて、効率的に更新講習と修了講習が行えます。現場の指導経験を反映した教材は常に改善されており、質の高い教育を提供します。
3. ドローンスクールに最適化された共通教材
登録講習機関として、各会場での均一な講習品質を達成するため、教材を最適化しました。これにより、講師の負担が減り、受講者にとっても受講しやすい環境が整います。
4. スマートフォンで簡便に学べる
受講者はスマートフォンを使って、動画や図解を中心に効率的に学習可能です。すきま時間を活用した学習ができ、修了講習のみが対面での実施となるため、手軽に更新が行えます。
更新講習の申し込み
更新講習の詳細や申し込みは、専用のウェブサイトにて受け付けており、2025年12月1日から利用可能となっています。興味のある方は、是非こちらをチェックしてください。
更新講習サイト
今後の展望
JMAでは、更新講習に加え、資格の失効者向けに再交付講習を行える教材の開発も進行中です。また、新しい制度改正や技術への対応を迅速に行い、操縦者が常に安全な運航を維持できるような学習環境を整えてまいります。
一般社団法人日本マルチコプター協会について
JMAは、国土交通省登録の講習機関として、無人航空機操縦士の講習を全国で行っている団体です。「安全・信頼・実践」を理念に、教育から運用支援まで一貫したサービスを提供し、ドローンの普及を促進しています。