Cohesity(コヒーシティ)、AIを駆使したデータセキュリティのリーダーとして知られる企業が、ナビゲーションの新しい航路を示しています。本日、同社はVasu Murthyをシニアバイスプレジデント兼最高製品責任者に任命したと発表しました。Murthy氏は、ソフトウェア開発において25年以上のキャリアを誇るベテランであり、スタートアップ企業からグローバルなブランドまで幅広い分野でその経験が生かされています。
Cohesityは、データ保護とアナリティクスに特化した製品を強化すると同時に、AIの力を最大限に活用しようとしています。Murthy氏の役割は、業界をリードするAI搭載のデータセキュリティポートフォリオをさらに進展させることにあります。彼は特に複雑なマルチプロダクト環境において、急成長を支えるための推進力となることが期待されています。
Cohesityに入社する前、Murthy氏はRubrik社でプロダクト最高責任者として重要な役割を果たしました。そこで彼は、ソフトウェアからサブスクリプションへ、オンプレミスからクラウドへと移行を促進し、その成果としてRubrik社の年間経営収益が6年で10倍に達しました。およそ1億ドルを超える製品の市場投入を実現した経験も持ちます。
他の企業でもプロダクト責任者として活動した経歴があり、Oracle社でのアナリティクスプラットフォーム責任者の役割を果たしたり、数多くの新製品を立ち上げたりしてきました。Murthy氏は、インド工科大学カラクプル校を卒業し、現在はベイエリアを拠点に活躍しています。
CohesityのCEOであるSanjay Poonen氏は、Murthy氏の豊富な専門知識と顧客第一主義に触れ、「彼は我が社にとって最適な人材で、ビジネスの進化をサポートしてくれる」とコメントしています。Murthy氏は、Cohesityが新たな時代を迎えるにあたって、その専門知識がさらなるイノベーションを促進するだろうと語りました。
Murthy氏は、Cohesityのプラットフォームのセキュリティを強化し、顧客に対し新たなビジネスインサイトを提供するために、AIを活用した革新的なアプローチを採用しています。また、CohesityとVeritas社のデータ保護業務を統合することで、新製品開発のリソースが拡充されることにも期待を寄せています。
近年、Cohesityは急速な成長を遂げる企業として注目を浴びています。2023年4月には、IBM社との業務提携を拡大し、サイバーレジリエンス強化に向けた施策を進めています。さらに、Forbes誌にて「2024 Cloud 100」に選ばれるなど、同社の革新性が評価されています。AI部門でも、CohesityのGaiaが「2024テックイノベーター」に選出され、その技術力が証明されています。
Cohesityの新たなリーダーシップは、Craig Martell博士をCTOに迎え、市場リーダーシップを維持し続けます。Murthy氏の参加によって、Cohesityは顧客や業界パートナーとの関係を一層強化し、今後の成長に向けて新たな挑戦をしていくことでしょう。彼は「Cohesityが研究開発投資を拡大し、業界 最先端の製品を構築する中で、私はチームと協力し、より大きな影響を与えられることを楽しみにしています」と今後の展望に胸を膨らませています。