フジロックの森をつなぐ「みどり橋」再生への道
フジロックフェスティバルが開催されている新潟県の苗場。22年にわたる歴史を持つこの音楽祭は、地域の風景と調和した特別な体験を提供していますが、その象徴とも言える「みどり橋」がクラウドファンディングによって新たに架け替えられる計画が始まりました。
ボードウォークと「みどり橋」の役割
フジロックの会場において、来場者が新潟の自然に親しむための「ボードウォーク」は、2002年に地元の有志やボランティアによって始められました。これを使って苗場と来場者とのつながりを深めることを目指し、2011年からは「フジロックの森プロジェクト」が発足。森の整備や環境保護活動を進めています。
その中で、ボードウォークの一部である「みどり橋」は現在、仮設の丸太で作られたもので、毎年の豪雨で使用不能になることもあります。年々の修復作業は危険を伴い、そのため新たな安全な橋を架けようという挑戦が始まりました。
クラウドファンディングの開始
このプロジェクトには、年間通して苗場の自然を楽しむために必須の安全な「みどり橋」が規模を大きくし、安定した構造に生まれ変わることが期待されています。新しい橋は、夏のフジロック開催期間だけでなく、春から秋にかけての新緑や紅葉の季節にも多くの方に利用していただけるものにするためのものです。ただし冬季はクローズとなります。
資金調達のためには、800万円を目標にしてクラウドファンディングが行われ、実施は3月17日から6月4日までの80日間にわたります。幅広い支援が期待されています。
リターンも充実した内容
クラウドファンディングに参加した支援者には、フジロックの早割チケットや限定のオリジナルグッズが返礼品として用意されています。特に注目すべきは、BEAMSやColumbiaとのコラボレーショングッズ、グランピングテントの宿泊権、毎年人気の前夜祭満喫コースです。
- - 例えば、8,000円のコースではフジロックオリジナルのマイ箸や観光協会の商品券がセットになっています。
- - 50,000円のコースに参加すれば、3日間通し早割チケットとともに、苗場食堂ファストレーンのパスも手に入る盛りだくさんの内容です。
地域に根ざした継続的な活動
この取り組みは、フジロックフェスティバルだけでなく、地域コミュニティ全体にとっても重要な意味を持っています。来場者が苗場を訪れ、自然を楽しむことができる環境の整備は、地域活性化にもつながります。さまざまな文化交流を通して、苗場と訪問者との絆を深める場を作ることが期待されています。
お問い合わせ先
より詳しい情報や支援方法については、フジロックの森プロジェクト実行委員会までお問い合わせください。未来への大きな架け橋を作るために、地域の仲間と共に歩んでいきましょう。
新たな「みどり橋」が実現する未来をみんなで目指して、ぜひこのプロジェクトへの参加を検討してみてください。