のだのこども園受賞
2020-08-21 13:00:06

地域の子育て支援の新たな拠点「のだのこども園」がキッズデザイン賞を受賞

地域の未来を育む「のだのこども園」



千葉県野田市に位置する「のだのこども園」は、最近第14回キッズデザイン賞の「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」を受賞しました。この賞は、子どもたちが安全に暮らせる環境や、感性豊かに育つための空間を提供する取り組みを評価するもので、同園の地域密着型の子育て環境づくりが高く評価されています。

「孤育て」への意識から新たな園が誕生



「孤育て」と呼ばれる難しい子育て環境において、地域全体の支え合いが必要だという問題意識から、学校法人加藤学園が運営するこのこども園は誕生しました。幼稚園と隣接するこの施設は、約40年の幼稚園の運営経験を基盤に、地域の人々が自由に集まり交流できる場を設けています。

「地域ぐるみ」の子育ての重要性



隣接する野田北部幼稚園での経験を生かし、卒園後も続くコミュニティの重要性が強調されています。卒園児の保護者や地域住民がともに集い話し合える「のだのま」というスペースが設計に組み込まれ、子どもたちの社会的な出会いを広げる意図が込められています。これにより、共働き家庭や異なる環境を持つ家庭間でのつながりを生むことが狙われています。

施設の設計と利用法



この新しいこども園には多様な機能が備えられています。地域交流スペースや子育て支援のためのスペース、さらには貸し出し可能な遊戯室など、地域コミュニティに開かれた作りになっています。ダンスレッスンや多様なイベントを総合的に受け入れられる環境が整えられており、既存の自然環境も取り入れたデザインは、地域住民から高い評価を受けています。

特に園舎内には樹齢100年のけやきが取り込まれ、地域の歴史と自然を大切にした設計が施されています。保育棟と交流棟がしっかりと分けられ、運営管理がしやすく、且つ地域住民との交流を促進するための工夫が凝らされています。

参加者の声と地域活動



園の利用者からは、「この素晴らしい環境を近所で見つけられて感動した」という声や、夏祭りでは在園児や卒園生、地域住民が一堂に会し、1000人以上が参加する盛況ぶりを見せました。このイベントでは、子どもたちのダンスや演奏が披露され、年齢を超えた交流の場が広がりました。地域の価値を再発見する機会にもなり、今後も多様なワークショップやイベントが自発的に企画されています。

キッズデザイン賞の意義



キッズデザイン賞は「子どもたちが安全に生活できる環境」や「豊かな心を育む場」を評価し、広く社会に発信することを目的としています。子どもや子育てに配慮されたデザインは対象となり、これに選ばれることは地域の取り組みが認められる証でもあります。

この受賞を機に、「のだのこども園」は今後、地域の移り変わりにも貢献しながら、子どもたちが育つ豊かな場となることを目指しています。

会社情報

会社名
学校法人加藤学園
住所
千葉県野田市蕃昌336-7野田北部幼稚園
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。