ネパールで特定技能介護に新たな風
最近、ネパール国内で特定技能に基づく介護分野の試験に対する関心が急激に高まっています。特に2023年10月に初めて行われた介護試験には思わぬ数の応募者が集まり、なんと1000人に与えられるバウチャー券を求める競争が繰り広げられました。これは、ネパール国内における求職者の中で、日本への就業希望者が多く存在していることを示しています。今後の試験に向けて準備を進めている人々も多数いるとのことです。
日本の介護業界が抱える問題点
日本では現在、介護人材の不足が深刻な問題となっており、2025年には34万人、2035年には79万人の介護人材が不足すると予測されています。特に、介護分野では求人倍率が高く、2017年度には有効求人倍率が3.64倍にも達しています。
このような状況が続く中、特定技能制度が介護業界の救世主として期待されています。この制度を利用することで、外国人介護労働者が日本で働くことが可能になるのです。
特定技能制度について
特定技能介護で働くためには、日本語能力試験や介護技能試験などの試験に合格する必要があり、日々の学習が必須です。特定技能1号では5年間で6万人の介護人材を受け入れる計画があり、今後の介護業界を支える重要な存在となるでしょう。その上、在留期間の5年内に国家資格「介護福祉士」を取得すれば、就労ビザに切り替えられ、永住権の取得も可能です。
日本における特定技能制度は多くの将来性を秘めており、特にネパールではその注目度が高まっています。海外での介護試験が行われることは非常に珍しいことですが、ネパールでの実施は多くの人々にチャンスを与えています。
教育支援への取り組み
私たち株式会社Dogwood Communityは、ネパールとの連携を強化し、日本語教育を行うことで、英語圏から来る応募者が日本での就職や生活にスムーズに移行できるようサポートしています。オンライン学習やCBT形式のe-learningシステムを活用し、質の高い学習環境を提供しています。また、2019年には一般向けに「特定技能E-learning」アプリもリリースし、学習のサポートを強化しました。
大学での日本語学習を始めたばかりのネパールの生徒たちに対しては、日本生活や文化、日本語以外にも医療制度やルールについての授業を行っています。日本人講師や留学経験豊富なスタッフが講師として参加するため、実践的な指導を受けることが可能です。
登録支援機関としての役割
私たちは、特定技能で来日するネパール人のための登録支援機関としても活動しています。在留資格認定の申請サポートや事前のガイダンスを行い、特定技能制度の利用をスムーズにする支援を行っています。
まとめ
2020年2月15日から18日には、ネパールでの現地視察・セミナーが開催されます。このイベントは介護施設や福祉施設、医療機関の関係者を対象にしたもので、多くの応募が見込まれています。興味のある方は、以下のリンクから申し込みが可能です。
セミナー申し込みはこちら
会社情報
・会社名: 株式会社Dogwood Community
・代表者: 代表取締役 池田省平
・所在地: 兵庫県神戸市東灘区御影石町3-10-1
・設立: 2019年6月
・事業内容: 有料職業紹介、登録支援機関、e-learningシステムの提供など
・URL:
Dogwood Community公式サイト
本件についてのお問い合わせは、平日9:00から17:00まで受け付けています。