直木賞候補・塩田武士氏と編集長が激論！芸能人の立場とは？

禁断の対談が実現

待ちに待った『オール讀物』7・8月号が、本日、6月20日に発売されました。この号には特別企画として、直木賞候補作『踊りつかれて』の著者である塩田武士氏と、『週刊文春』の編集長竹田聖氏との controversial な対談が掲載されています。

直木賞候補作『踊りつかれて』の背景

塩田氏の新作『踊りつかれて』は、SNSの誹謗中傷や情報の歪みが引き起こす問題を鋭く描いた作品です。この作品を通じて、芸能人や週刊誌がメディアに与える影響に対する厳しい視点を提供しています。本書では、不倫報道が原因で命を絶った芸人や、捏造記事によってキャリアを失った歌手の「人生」が描かれており、多くの人々に考えさせる内容となっています。

塩田と編集長の対談の内容

対談は、芸能界やメディアの現状についての率直な問題提起で始まります。「芸能人は公人として扱って良いのか？」という質問を塩田氏が投げかけると、竹田編集長は慎重に答えます。他にも、不倫や恋愛に関する報道の必要性について話が進み、編集者としての立場や、読者の反応にどう向き合っているのかということもオープンに語られています。

この対談は、普段知ることのできないメディアの裏側や、コンテンツ制作に携わる人々の苦悩についても触れられており、興味深いものでした。塩田氏の真摯な姿勢が伝わり、読者に思考を促す内容になっています。

特集「怪奇と警察」

『オール讀物』各号は特集にも力を入れており、今号の総力特集は「怪奇と警察」。様々な短編小説が収められており、読者をさらにストーリーの世界へと引き込む内容です。例えば、宮部みゆきによる「丁稚小僧と鬼と蝦蟇」や、夢枕獏の「カタリ爺」などが収録されています。これらの作品は、怪奇小説と警察小説の融合を楽しむことができます。

読者に贈る情報

この号の特徴は、塩田さんや竹田編集長の対談だけに留まりません。「体験型ミステリ」として進化し続ける道尾秀介のインタビューや、書店短編競作、さらには高校生の本にかける情熱を描いた記事など、魅力的なコンテンツが詰まっています。また、もちろん直木賞候補者の情報も収録されており、これからの文学シーンに目を光らせる内容です。