アニマルウェルフェア体験型教育プログラムが始動、Livelyと東京農工大学がコラボ

アニマルウェルフェア新時代への一歩：Livelyと東京農工大学が協力した教育プログラム

Lively合同会社は、東京農工大学大学院農学研究院の新村毅教授と共同で、法人や団体向けのアニマルウェルフェア体験型教育プログラムを2025年5月より正式にスタートします。このプログラムでは、動物福祉モデル鶏舎「Unshelled（アンシェルド）」を利用し、参加者に生き物との関わり方を深く理解してもらうことを目的としています。

体験型プログラムの概要

プログラムは、主に「Unshelled」において、実際の鶏舎の見学や卵拾い体験などを通じて行われます。この過程で、参加者は不同的な飼育システムについて学ぶことができ、採卵鶏の生産現場における実情に直に触れる機会を得ます。特に、インフルエンザ対策や衛生管理にも配慮された安全な見学室は、日本でも非常に珍しい興味深い体験です。

この体験を通じて、「One Welfare」の理念に基づき、動物・人・地球の健康のつながりを感じ取ってもらいたいと考えています。参加者は、5つの自由を基にしたアニマルウェルフェアの理念を通じて、動物の福祉だけでなく、経済的な観点も踏まえた実践的な学びを提供されます。

ビジネス視点からの学び

本プログラムでは、アニマルウェルフェアに配慮した新しい飼育方法の導入が、企業や消費者にどのように影響するのか、具体的な事例を通じて学べます。特に、昨今の消費者ニーズやサステナビリティの重要性が高まる中、企業がどのようにして持続可能なフードシステムを実現できるのかを考える機会となるでしょう。

レクチャーでは、供給のギャップ分析やサステナブルな戦略策定がテーマに上がります。参加者は、ケージフリーに切り替える際の課題や、地球環境や人との調和の重要性を理解することが期待されます。また、畜産物のライフサイクルアセスメントやブランド価値向上に向けた議論も行われるため、非常に多面性のある学びが待っています。

プログラムの詳細

このプログラムは法人や団体向けに設計されており、平日を中心に開催されます。所要時間は90分で、少人数のグループ（5～30名程度）での参加が可能です。

企業経営や人材開発、サステナビリティ推進に関心を持つ団体に最適なこのプログラムは、参加者各自がアニマルウェルフェアを理解し、自社の戦略にどう組み込むかを考えるきっかけになることを目指しています。

詳細に関する問い合わせは、Lively合同会社まで。
[email protected]（参加申し込みなど）

代表のコメント

新村教授は、「Unshelled」の理念について「多様なステークホルダーが集まることで、議論と共感を生む場所になれば」と述べておられます。この教育プログラムを通じて、私たちは科学とビジネスの協力による持続可能な社会の実現に向けて歩みを進めることができます。Livelyもまた、フードシステムを見直し、人と地球が調和した社会を創造するための第一歩として、このプログラムを誇りに思っています。