三和物産のオリジナル棺が丸の内に登場
2024年7月30日から8月2日までの間、東京・丸の内にて「GGP Edge Programギャラリー~社会と経済を動かす企業たち~」が開催されます。本展では、環境・社会課題解決に取り組むために設立されたGREEN×GLOBE Partners(GGP)の一員として、三和物産株式会社がオリジナル棺「桜風」と「ラストベッド」を展示します。
GGPとは
まず、GGPとは何でしょうか。これは三井住友フィナンシャルグループが運営するコミュニティで、環境や社会課題に対する意識を高め、新しいアクションを生み出すことを目指す団体です。2020年から活動を開始し、このプログラムはパートナー企業が社会的価値を実現するための支援を行っています。
三和物産の挑戦
三和物産株式会社は、石川県金沢市に本社を置く葬祭用品の製造販売を行う企業です。創業以来、別れに向き合ってきた同社は、今の時代にふさわしい「新たな別れの形」を模索することを目標にしています。死から生を見つめ直し、一般の人々にもその重要性を理解してもらうために、さまざまな取り組みを行っています。
展示作品の紹介
桜風
「桜風」は、故人らしい葬儀を叶えるためにデザインされたオリジナル棺です。従来型の中性的なデザインを超え、「散り際の桜」と「人生の儚さ」を融合させ、上品な女性の人生を象徴しています。そのデザインは自然の流れや季節の移り変わりを表現し、躍動感を持っています。さらに、仏衣や骨壺も同様のデザインで提供されており、トータルコーディネートが可能です。
ラストベッド
「ラストベッド」は、故人との別れをより温かく感じられるように設計された棺です。伝統的な箱型ではなく、床に寝ている故人に話しかけるような感覚を演出します。このデザインにより、参列者は故人の顔を直接見ることができ、別れの際にもより親しみを持った瞬間を過ごすことができます。
展示会の詳細
本展示会は、三井住友銀行東館ライジングスクエア1F(丸の内1-3-2)で開催され、入場は無料となっています。事前申し込みも不要です。この機会に、社会の中での新たな別れのあり方を考えてみてはいかがでしょうか。
展覧会においては、三和物産の他にもGGPのモデル企業が各々の社会的価値創出に向けた活動を紹介します。現代社会において不可欠なテーマである「死」をより深く考えるきっかけになります。
まとめ
三和物産は、ただの葬祭用品メーカーではなく、「つながりを実感できる新たな別れの形」を提供することを使命としています。死や別れがタブー視される日本において、同社が提案するオリジナル棺は、社会全体にポジティブな影響をもたらすことを目指しています。この展示会を通じて、その理念を広めることが期待されています。