最近、豊中市では子どもたちにとって豊かな放課後を提供する取り組みが進められています。その一環として、放課後こどもクラブにおいて英語学習の実証実験が行われることが決定しました。このプロジェクトは、子育てに優しい環境を支援すべく、子どもたちが楽しく英語に触れられる機会を提供することを目的としています。
この実証実験は、デジタル英語教材『KOKORO lingua(ココロリンガ)』を活用し、豊中市立南桜塚小学校の放課後こどもクラブに通う約15人の児童を対象に実施されます。『KOKORO lingua』はスイス発の英語学習プログラムであり、3歳から10歳児を対象としているため、放課後の時間を利用する子どもたちにもぴったりです。
このプログラムでは、ネイティブスピーカーの子どもたちが登場する映像教材を用い、児童たちは毎日約10分間、英語の動画教材を見ることになります。特筆すべきは、これらの素材が日本語を介さずに英語を直感的に学べるようにデザインされている点です。映像内の子どもたちの発音や動きを真似ることで、自然と英語のリズムや発音が身につくようになります。
この実証実験は、2023年7月22日(火)から始まり、9月末までの約2か月にわたって行われます。実験の最終段階では、フランスの学校とオンラインでつなげ、約20人のフランスの子どもたちと英語での交流会も企画されています。この万全なステップを通じ、日本文化や言語に触れる刺激的な場が提供されるでしょう。
また、今回の実証実験においては、KOKORO linguaが教材を無償で提供するため、コストの心配も少なく、教育の質を保ちながら新しい方法での学びを実現しました。
豊中市が推進するこの取り組みは、単に英語を学ぶだけでなく、国際的な視野を持つ子どもたちを育てるための重要なステップとなるでしょう。放課後の過ごし方が多様化する中で、異文化交流を促進し、楽しむことを重視した学びが今後の教育の新たな形を示しています。子どもたちが遊び感覚で英語を学ぶことができ、また友達と一緒に楽しい時間を過ごせることが、この実証実験の最大の魅力です。