加賀屋グループがグランプリを受賞!
2024年1月17日、東京・新宿の京王プラザホテルで行われた「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の表彰式において、加賀屋グループが「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー2024」のグランプリに輝きました。これは、観光業界における創意工夫や先進的な取り組みを評価するものであり、加賀屋グループの受賞は特に注目されています。
加賀屋グループは石川県七尾市に拠点を構える宿泊施設で、2024年1月1日に「令和6年能登半島地震」という大災害に直面しました。この地震により、加賀屋、松乃碧、あえの風、虹と海といった4つの施設は営業を停止せざるを得なくなり、多くの宿泊客や地元住民から感謝の声が寄せられています。このような厳しい状況下でも、加賀屋グループは宿泊者に寄り添い、不屈の精神でおもてなしを続けています。
光る地域貢献と支援活動
加賀屋グループの対応は、他の旅館業界に勇気や誇りを与えています。通常業務が休止している中でも、スタッフの意向を尊重しつつ、外部へ派遣して雇用を維持する道を模索しています。さらに、「能登半島復興応援」オンラインマルシェを開設し、地域の事業者を支援する商品販売の促進などを推進しています。
一方で優秀賞に輝いた伊予鉄バスは、愛媛県松山市を中心に、労働環境の改善に努めています。親会社が完全週休3日制を導入する中、伊予鉄バスも休日数の増加を図り、賃金改定を進めています。特に、EVバスの導入や自動運転バスの実証実験に取り組む姿勢が高く評価されました。
博物館の新たな形
同じく優秀賞を受賞した奥出雲多根自然博物館は、「泊まれる博物館」というユニークな取り組みをしています。ここでは、化石や鉱物などの展示をを通じて学びながら、宿泊者は地域の農業体験や料理体験を享受できます。地域の観光や食文化の振興を図るその活動は、大きな関心を集めています。
旅行業界の未来
加賀屋グループの受賞は、今後の観光業界にとって重要な出来事です。地震による困難を乗り越え、地域の力を結集して前進する姿勢は、多くの人々に希望を提供しています。このような取り組みは、今後も続けられることを期待しています。