感染不安と不満
2020-04-24 15:30:07
新型コロナウイルス感染への不安と政府対応への不満が浮き彫りに
株式会社グリーン・シップによる最近の調査において、全国3,423名を対象に新型コロナウイルスに対する意識が明らかになりました。この調査では、参加者の約90%が自身の感染に不安を感じていると回答しました。これは、現在の流行が広がる中で多くの人々が感染の可能性を真剣に捉えていることを示しています。
具体的には、「あなたは、自分が新型コロナウイルスに感染するのではないかという不安を感じていますか?」という質問に対し、90%以上の方々が「はい」と回答しました。この高い数値は、多くの国民が健康への懸念を抱えていることを裏付けています。
加えて、自由記述による政府の対応への評価では、回答者の約70%が不満を表明しました。この回答からは、国の対応が遅れていることや、国民との距離を感じるという意見が多く見受けられます。また、寄せられた意見の中には「マスクが不足している」「命を優先すべき」「自粛に伴う補償が不十分」などの声がありました。
特に目立ったのは「医療現場への懸念」や「外出禁止の必要性」の意見です。人々は、安心して生活できる環境を求めており、政府の迅速な対応が必要だとの声が強まっています。これらの意見には、今後の政策に対する期待と共に、具体的な行動を促す要望が含まれていると言えるでしょう。
この調査は、2020年4月18日と19日の2日間にわたり実施され、回答者の属性は幅広い年代にわたり、性別においても男性が67.1%、女性が31.3%という結果が出ています。年齢層では、40代と50代の回答が特に多いことがわかりました。このようなデータは、今後の政策形成においても重要な基盤となりうるでしょう。
なお、調査には寄付型ショートメール調査を採用しており、参加者は回答の選択肢として特定の団体への寄付を選ぶことができます。これにより、単なるデータ収集に留まらず、社会貢献にも繋がります。これまでの寄付金額は、2020年4月24日現在、約466万円に達したとのことです。
本調査の詳細は株式会社グリーン・シップ及び株式会社社会調査研究センターの公式ウェブサイトで公開されています。国民の正直な声を反映させ、より良い政策がなされることを期待したいところです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社社会調査研究センター
- 住所
- 埼玉県さいたま市桜区下大久保255国立大学法人 埼玉大学内
- 電話番号
-
048-714-2063