日鉄物産株式会社の土肥誠太郎先生が表彰を受ける
日鉄物産株式会社で産業医として活躍する土肥誠太郎先生が、2023年4月からの勤務のなかで、令和6年度「安全衛生に係る優良事業場、団体又は功労者に対する厚生労働大臣表彰」の「功労賞」を受賞したとの知らせがありました。土肥先生の長年にわたる労働安全衛生への貢献が評価された結果です。
功労賞とは
この表彰は、労働安全衛生法に基づいて、職場での安全や健康の確保を推進するため、地域や団体の安全衛生活動に尽力した個人をたたえるものです。土肥先生が受賞した「功労賞」は、安全衛生の水準向上に特に大きな貢献をした人物に授与されます。
土肥先生の活動
土肥先生は、大手化学メーカーでの工場専属産業医や本社での統括産業医を務めながら、数多くのら役職を歴任してきました。具体的には、以下のような役割を担っています:
- - 厚生労働省や国土交通省における委員
- - 日本産業衛生学会理事および専門医試験委員会委員
- - 健康専門委員
- - 各種大学の講師や非常勤講師
- - 編集委員としての活動
土肥先生は特に、産業保健に関する法令改正や各種専門誌、書籍の執筆、専門家への講演活動において顕著な業績を上げてきました。また、約10万人を対象とした「職域多施設共同研究」において、生活習慣病やメンタルヘルスに関する研究活動も行い、多数の論文を発表しています。これらの活動が評価され、功労賞を受賞するに至りました。
健康経営への取り組み
日鉄物産は、ESG経営を重視し、健康経営のさらなる向上を図っています。社員の健康維持と向上を目的とし、会社、人事部、医務室、健康保険組合が連携して取り組んでいます。土肥先生もこの取り組みに関与し、健康診断を中心とした方針で社員の健康増進に寄与しています。
土肥先生は、今後の健康経営において、社員自身が健康リスクを低減する意識を大切にし、メンタルヘルスに関する環境改善にも力を入れることを呼びかけています。このような意識醸成は、企業の成長にとっても重要です。
今後の展望
今後も土肥先生の知識や経験を活かし、日鉄物産はさらなる健康経営の推進に努めていく姿勢を強化していくとのことです。健康で働きやすい職場環境を整えることは、社員のモチベーション向上や業務効率の向上にもつながり、企業全体の成長にも寄与するでしょう。
この受賞は、土肥先生の労働安全衛生への信念と尽力が実を結んだ瞬間でもあります。更なる社会貢献を目指し、日鉄物産は今後も健康経営の推進に邁進します。