東京で盛況を博した白河市農産物ブランド販売会
2025年3月8日と9日の2日間、福島県白河市が誇る農産物のブランド「白河しろもの」の東京販売会が新宿と渋谷で開催されました。このイベントは、震災から14年が経過した今、地域の農産物の魅力を再発見し、多くの人々に届けることを目的としています。特に、白河市の農産物やその加工品の認知度を高め、販路を拡大することを意図しています。
白河市の農産物ブランド「白河しろもの」とは
「白河しろもの」は、白河市の農産物を活用した地域ブランドであり、地元住民自らがその魅力を再認識し、市外や県外へのPRに力を入れています。認証制度には、白金、金、銀という三つのランクが設けられており、特に白金認証を受けた商品は、白河市民が推薦した選りすぐりのものです。このような取り組みは、地域の活性化にも寄与しており、震災の影響を受けた地域復興の一環でもあります。
福島県内では、様々な農産物イベントが開催されていますが、このような市町村レベルでの取り組みは、多くの人に刺激を与え、地域の魅力を広げるうえで重要です。
参加者の声
福島県白河市出身の50代男性は、埼玉県から訪れました。彼は、ネットで見かけた情報をきっかけにイベントに参加したと言います。「実家が白河なので、たくさんの商品を見られるのが嬉しい」と語り、地元の農産物を応援したいという思いを伝えました。地域の復興のためにも、白河市の取り組みを応援していきたいと力強く語る姿が印象的でした。
取り扱われた商品のご紹介
この販売会には、白河の特産品が目白押しです。まず、白金認証を受けた「白河ジャンボシュウマイ」は、肉の滝沢が手がけた一品で、通常の焼売の約5倍のサイズで提供されます。手作りで作られたその味わいは、機械では出せない旨味と食感が特徴です。
さらに、金認証を受けた「白河高原清流豚肉みそ」や「白河高原清流豚カレー」は、多くの来場者に人気を博しました。特に、地元産の豚肉100%を使ったレトルトカレーは、手軽に楽しめることから多くの家庭で重宝されています。
他にも、白河産のコシヒカリ、そばパスタ、しあわせりんごジュースなど、フレッシュで健康的な商品が並びました。特に、北條農園が提供するりんごジュースは、農薬を極力使用せずに育てられた果実から作られ、自然な甘さが自慢のストレートジュースです。
今後に期待
今回は盛況のうちに終了しましたが、白河市の農産物ブランド「白河しろもの」の取り組みは、今後も広がりを見せると期待されています。地域の農産物が他の地域へと広がり、訪れる人々にその魅力が伝わることで、福島の復興へと繋がることでしょう。私たちも、地元の農産物を応援し、サステナブルな地域産業の発展に貢献していきたいものです。