角川大映スタジオがバーチャルプロダクションスタジオをオープン
2023年1月16日から角川大映スタジオにおいて、期間限定でバーチャルプロダクションスタジオが開設されました。この新施設は、映画制作に新たな表現手法を提供し、将来的な市場ニーズに応えるための一環として位置づけられています。
バーチャルプロダクション技術とは
バーチャルプロダクションとは、大型LEDディスプレイ、カメラトラッキング、ゲームエンジンを組み合わせた映像制作手法です。この技術を用いることで、3DCGで作成した背景をリアルタイムで表示し、その前に実際のオブジェクトや人物を配置して撮影することが可能になります。このアプローチにより、撮影した場所の背景で実際に撮影したかのようなリアリティーを持つ映像を制作することができます。
スタジオの詳細
新設されたバーチャルプロダクションスタジオの詳細は以下の通りです:
- - 住所: 東京都調布市多摩川6-1-1 角川大映スタジオ ステージC内
- - 期間: 2023年1月16日~2023年3月31日
- - スタジオ面積: 550㎡(約167坪)
- - 高さ: 8.0m
- - 電気容量: 240kw(100V/200V併用)
- - LEDサイズ: W12,160mm × H5,472mm(解像度:H7,680 × V3,456pixel)
このスタジオは、映像制作を行うクリエイターやプロデューサーにとって、非常に魅力的な環境を提供します。最新の技術に支えられたこのバーチャルプロダクションスタジオは、映画やCM、ドラマなど様々な作品の制作に活用されるでしょう。
角川大映スタジオとソニーPCLの協業
角川大映スタジオは、ソニーPCLとともにバーチャルプロダクションソリューションを提供し、より実践的な映像制作環境を整備していく方針です。これにより、映像制作の普及を図り、スタジオSIソリューションの提案を積極的に進めていきます。
終わりに
角川大映スタジオは、今後も新たな技術を取り入れた映像制作を推進し、クリエイターたちにとってより良い環境を提供することを目指しています。バーチャルプロダクションスタジオのオープンは、その第一歩となります。今後の取り組みに期待が高まります。