大阪市立美術館90周年記念特別展「全力！名宝物語」開催決定！

大阪市立美術館 90周年を迎える特別展の概要

2026年に開館90周年を迎える大阪市立美術館が、その記念すべき年を祝うために特別展「全力！名宝物語 ― 大阪市美とたどる美のエピソード」を開催することが決定しました。本展では、大阪市立美術館がこれまでに所蔵・寄託してきた名宝作品を中心に、それらの背後にある物語や美術の未来についてご紹介します。

展覧会の背景

大阪市立美術館は、昭和11年（1936年）に開館し、日本の公立美術館の中でも最も古い部類に属します。美術館は、これまでに多くの名作を収蔵し、大規模な改修工事を経てもなお、地域の文化の重要な拠点として活動を続けています。その長い歴史の中で、美術館がどのように物語をしっかりと受け継ぎ、いかにして未来に向けた視点を持つに至ったのかを探ります。

本展は、名宝という視点から美術館がどのように時代と共に発展してきたのか、またそれが人々にどのように受け止められているのかを深く考察する機会となるでしょう。

展示作品の紹介

本展では、さまざまな時代や様式から選ばれた約170件の多彩な作品が展示されます。中でも、重要文化財や国宝に指定されている作品も数多く含まれています。例えば、上村松園の「晩秋」は静謐な美しさが際立ち、鑑賞者を魅了します。また、南北朝時代の透彫宝相華文経箱は、豪華な装飾性を誇り、観る者に深い感動を与えることでしょう。

さらに、これまであまり知られていなかった寄託品の数々も紹介され、当館が地域社会との繋がりを大切にしていることが伺えます。特にその一部は、過去の文化人や商人たちのコレクションに由来しており、美術館のアイデンティティを出口する重要な役割を果たしています。

開催スケジュールと入場料金

本展の会期は2026年4月25日（土）から6月21日（日）までで、展示替えがあります。前期は4月25日から5月24日まで、後期は5月26日から6月21日までの予定です。開館時間は午前9時30分から午後5時まで入館は閉館の30分前までです。休日は月曜日ですが、特例として5月4日は開館します。

観覧料は一般1,800円、高大生1,200円と設定されており、様々な割引制度も用意されています。中学生以下や90歳以上の方は無料で観覧できるため、多くの方にこの特別展を訪れていただきたいと考えています。