第24回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞発表！「冤罪」「憲法事件」「原子力政策」など社会貢献作品が大賞に輝く

第24回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞 - 社会貢献と自由な言論をたたえる賞 -

早稲田大学が主催する「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」は、社会貢献、草の根民主主義、文化貢献の3部門で、優れたジャーナリズム作品を表彰する権威ある賞です。2024年度の第24回大会では、146作品の中から、大賞3作品、奨励賞3作品が選ばれました。

社会貢献、草の根民主主義、文化貢献、それぞれの分野で光り輝く作品たち

公共奉仕部門の大賞は、NHKが制作した「NHKスペシャル・ETV特集 “冤罪”の深層」シリーズに贈られました。この作品は、冤罪事件の真相に迫り、司法制度の課題や人権問題を深く掘り下げた内容が評価されました。

草の根民主主義部門の大賞は、信濃毎日新聞の「長期連載憲法事件を歩く理念と現実のはざまで」に贈られました。憲法の理念と現実社会における具体的な問題点を、様々な角度から検証した長期連載が評価されました。

文化貢献部門の大賞は、NHKが制作した「ETV特集膨張と忘却～理の人が見た原子力政策～」に贈られました。原子力政策の過去と現在を、科学者や関係者の証言を通して深く掘り下げた内容が評価されました。

未来への希望を灯す奨励賞

奨励賞は、社会問題や文化への貢献が認められた作品に贈られます。公共奉仕部門の奨励賞は、朝日新聞の「子どもへの性暴力」取材班に贈られました。性暴力の深刻な現実と被害者の声を、社会に届け続けることが評価されました。

草の根民主主義部門の奨励賞は、琉球朝日放送の「QAB報道特別番組誰のために島を守る～自衛隊配備その先に～」に贈られました。沖縄における自衛隊配備という複雑な問題について、多角的な視点から報道したことが評価されました。

文化貢献部門の奨励賞は、松倉大夏監督の映画「ちゃわんやのはなしー四百年の旅人ー」に贈られました。伝統的な茶碗屋の歴史と文化を丁寧に描いた作品が評価されました。