IoTで行動可視化を実現する新サービス
株式会社obnizは、最新のIoTデータ転送サービス「obniz Pipeline」が、株式会社イーアールアイの「ST03位置測位ビーコン 移動局タグ」に対応したことを発表しました。この技術により、工場や倉庫などの現場作業者の行動を簡単に可視化するシステムが構築可能となります。
行動可視化の重要性
現場での作業効率を向上させるためには、作業者の動きや滞留時間を把握することが不可欠です。「obniz Pipeline」は、移動局タグを利用することで、作業者の行動データをリアルタイムで収集し、分析することを可能にします。このデータを正しく活用することで、業務プロセスの改善につながります。
具体的な活用方法
例えば、作業者が持つ移動局タグには内蔵のモーションセンサーが搭載されており、作業者が歩行しているのか停止しているのか、そして歩数がどのくらいかを把握できます。さらに、イーアールアイの「LT02 固定局タグ」と組み合わせることで、作業者の位置情報までを把握することができます。
これらのデータを活用することで、以下のような効果が得られます。
- - 滞留時間の調査:場所や工程ごとの滞留時間を特定し、レイアウトや作業フローの改善が可能です。
- - 作業者の動きの最適化:歩数や運動量を可視化することで、人員配置や教育機会の提供に活かすことができます。
- - 生産性の向上:製造機器の稼働状況と作業者の動きを重ねて分析することで、無駄な空白時間が見える化し、業務の見直しに役立ちます。
具体的なデバイス情報
ST03 位置測位ビーコン 移動局タグの仕様
- - 無線I/F:Bluetooth4.2独自ビーコンデータ
- - 電源:リチウムポリマー充電池
- - 電池寿命:約3日(使用状況により変動)
- - 寸法:47mm×47mm×10mm
LT02 位置測位ビーコン 固定局タグの仕様
- - 無線I/F:Bluetooth4.2独自ビーコンデータ
- - 電源:コイン電池CR2032
- - 電池寿命:約2ヶ月(使用状況により変動)
- - 寸法:40mm×40mm×12mm
簡単なデータ転送
obniz Pipelineは、Wi-FiまたはLTE接続の専用ゲートウェイを通じてデータをリアルタイムで転送します。ゲートウェイはコンセントに接続するだけで稼働し、周辺センサーデータをAPIを介して常時転送します。この仕組みにより、収集されたデータはWebアプリケーションなどでの利用が可能となります。
obnizのデバイスと技術を活用すれば、自社向けはもちろん、商業用の行動可視化サービスの構築も実現可能です。興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。
企業情報
株式会社obnizは、スマートデバイスを開発・販売する企業です。すべてのデバイスにOSが搭載されているため、簡単に利用できるのが特徴です。現在、300以上の法人・個人のお客様がこのサービスを利用しています。
【会社名】株式会社obniz
【所在地】東京都豊島区池袋2-36-1 INFINITY IKEBUKURO 6F
【代表者】代表取締役CEO 佐藤雄紀
【URL】
https://iot.obniz.com/
obnizのテクノロジーは、今後もさまざまな分野での業務効率化に向けて貢献していくことでしょう。