ビジネスモデル・キャンバス(BMC)でイノベーションを加速!
一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会(BMIA)が、日本をイノベーション大国にするための具体的な取り組みを始めました。その核心にあるのが、ビジネスモデル・キャンバス(BMC)です。このツールを普及させ、すべてのビジネスパーソンが共通して使える言語にすることで、日本のビジネスシーンを一新しようという意図があります。
ビジネスモデル・キャンバスとは?
ビジネスモデル・キャンバス(BMC)は、イノベーションの第一人者であるアレックス・オスターワルダー氏とイブ・ピニュール博士によって開発されたフレームワークで、ビジネスモデルを一枚のシートで視覚的に把握できるツールです。これにより、ビジネスモデルの全体像を一目で理解することが可能となり、さまざまなビジネスシーン、例えば競合分析、新規事業開発、まちづくりにも活用ができます。
しかし、BMCを知らないビジネスパーソンがいることも事実です。また、知っているもののその効果を実感していないケースもあります。そのため、BMIAではBMCの正しい使い方を広め、「BMCがあってよかった!」と思うビジネスパーソンを増やしていくことを目指しています。
BMCが実現するビジネスモデルの全貌
BMCを利用することで、以下のようなビジネスの本質的な要素を明確にできます:
- - どのような顧客がターゲットとなるか
- - どのチャネルを通じて顧客にリーチするか
- - 提供するために必要なリソースと活動は何か
- - コストと収益のバランスをどう考えるか
- - 競合他社との差別化を図るために、どんな価値を提供するか
この一枚のシートは、新しいビジネスアイデアを実現するための道しるべとなります。
扶養する活動とセミナー
BMIAでは、現在、初心者向けの「はじめてのビジネスモデル・キャンバス」をオンラインで毎月開催しています。このセミナーは2時間でBMCの基本を学ぶことができ、参加者にとって初めての一歩を踏み出す機会を提供しています。すでにBMCを知っているビジネスパーソンには、BMIA認定ビジネスモデル・コンサルタント養成講座も用意されており、さらに深い知識が得られます。
また、FORTHイノベーション・メソッドもBMIAの重要な活動の一環です。このメソッドは、アイデアを実際の事業へと結びつけるための体系化されたプロセスであり、その効果が実証されています。これまでに、多くの企業で実践例があり、その中には国際的な企業も数多く含まれています。
イノベーションの輪を広げるために
BMIAは全国約300名の仲間と共に、これらの取り組みを進めています。夢を実現するための活動に興味がある方は、ぜひBMIAのウェブサイトを訪れ、イベント情報をチェックしてみてください。さらに、ハイス・ファン・ウルフェン氏による著書『スタートイノベーション!』の翻訳版出版も進行中で、これに対するクラウドファンディングも開始されています。
BMIAの活動が日本のイノベーションを促進し、多くのビジネスパーソンが提案する新しいアイデアが実現に向けて進んでいくことを期待しています。