丸井グループが気候変動Aリストに認定
株式会社丸井グループが、国際的な非営利団体CDPから最高評価の「気候変動Aリスト」に6度目の認定を受けました。この認定は、世界中の企業や都市の環境への取り組みを評価するもので、特に気候変動に対する優れた対応が評価されるものです。
CDPの役割と意義
CDP(Carbon Disclosure Project)は、機関投資家が署名し、企業や都市の環境問題へのアプローチを調査・分析・評価する国際的な団体です。特に「気候変動」「水」「森林」といったテーマに注目し、その評価結果は多くの投資家にとって信頼できる指標となっています。
気候変動Aリストの定義
「気候変動Aリスト」は、気候変動に真剣に取り組み、優れる戦略を持つ企業に与えられます。2024年の調査では、過去最多となる約24,800社が対象となり、その中で気候変動に対応するための強固なガバナンス体制や、リスクと機会への対応策が評価された結果として、丸井グループはこの名誉を受けました。
脱炭素社会を目指す丸井グループの取り組み
丸井グループは「すべての人が『しあわせ』を感じられるインクルーシブな社会を共に創る」をミッションとして掲げ、持続可能な社会の実現に向けた具体的な行動に取り組んでいます。中でも「将来世代の未来を共に創る」というテーマでは、「脱炭素社会の実現」や「サステナブルな選択肢の提供」を重視しています。
再生可能エネルギーの導入
同グループでは、CO₂排出の約80%が電力使用から来ているため、再生可能エネルギーの導入に力を入れています。2030年度には電力使用を100%再生可能エネルギーにする目標を掲げ、そのための国際的なイニシアチブ「RE100」に加盟しました。2023年度の再生可能エネルギー使用率は70.7%に達しています。
お客様と共に進めるCO₂削減
2020年9月より、株式会社UPDATERとの協力で「みんなで再エネ」プロジェクトを開始しました。このプロジェクトでは、エポスカード会員が再生可能エネルギーを利用するための手続きを簡単に行えるようになっています。また、2024年3月には、再生可能エネルギーを供給する発電所を取得するためのグリーンボンドを発行し、エポスカード会員にクリーンな電力を届ける仕組みを整えました。
まとめ
丸井グループが気候変動Aリストに6度目の認定を受けたことは、企業の社会的責任を果たすための強力なシグナルです。再生可能エネルギーの推進やCO₂削減への具体的な取り組みを通し、持続可能な社会の実現を目指す同社の姿勢は、多くの企業にとっての模範となるでしょう。今後もその取り組みに注目していきたいと思います。