EdTech業界のカオスマップ公開
経済予測プラットフォーム『xenoBrain』を運営する株式会社xenodata lab.が、EdTech(エドテック)業界のカオスマップを新たに発表しました。このカオスマップは、業界内の450社を19の技術・製品別に分類し、視覚的に市場状況を理解する手助けとなります。
EdTechの現状と市場規模
現在、EdTech市場は約5,201.8億円の規模を持ち、5年後には8,017.5億円に達すると予測されています。これは、年平均成長率が約9%を示すことから、急速に成長している市場であることが分かります。この成長は、人生100年時代における継続的な学びの必要性や、教育分野でのデジタルトランスフォーメーション(DX)が進んでいることが背景にあります。
特に、2023年に閣議決定された教育振興基本計画において、教育DXは重要な課題とされており、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」第2期により、全国でデジタル学習環境が整備されています。これは、教育市場の変動を追い風にし、業界関係者には新たなビジネスチャンスが広がっています。
カオスマップの特徴
今回公開されたカオスマップでは、450社を以下の19分野に分けて整理しています。
1.
オンライン教育
- eラーニング
- 通信教育
- スマート教育
2.
授業・校務支援サービス
- 授業支援システム
- 校務支援サービス
- 出席管理システム
3.
デジタル教材
- 学生向けデジタル教材
- 社会人向けデジタル教材
- 企業向けデジタル教材
4.
学習管理サービス
- 学習管理サービス(BtoB)
- 学習管理サービス(BtoC)
5.
教育機関向け支援サービス
- 生徒の分析サービス
- 学校・保護者間コミュニケーションサービス
6.
教育関連メディア
- 進学情報サイト
- CtoC教育マッチングサービス
- 学習塾情報サイト
- 海外留学情報サイト
- 習い事情報サイト
- 奨学金情報サイト
このように分類された情報群は、業界構造と各企業の立ち位置を明瞭に示し、EdTech業界の動向や競争状況を理解するのに役立ちます。
DeepTechとX-Tech予測レポートも無料で提供
加えて、xenoBrainはEdTech業界を含む全40業界のX-Tech予測レポートと、全15業界のDeepTech予測レポートを無料で提供しています。これらのレポートは、ビジネスのトレンドを把握するために非常に貴重な資料となります。興味がある方はぜひ下記のリンクからダウンロードをしてみてください。
経済予測プラットフォーム『xenoBrain』について
『xenoBrain』は、膨大な経済データをAI技術で解析し、企業業績や市場動向などを予測します。このプラットフォームは、帝国データバンクやダウジョーンズと提携し、7万の経済指標、50万社の企業情報、1万5,000の業界情報をベースにして、高精度な情報を提供しています。これにより、事業や投資の意思決定がよりスムーズに行われるようになります。
詳細サイト:
xenoBrain
会社情報
株式会社xenodata lab.は、東京都台東区に本社を構えており、2016年に設立されました。代表取締役の関洋二郎氏が率いる同社は、データ分析を駆使して多くのビジネスに貢献しています。
- - 会社名: 株式会社xenodata lab.
- - 所在地: 東京都台東区東上野3-10-4 グローシア上野302
- - 設立年月日: 2016年2月12日
- - 代表: 関洋二郎
- - 会社URL: xenodata lab.
このように、xenoBrainのカオスマップはEdTech業界の投資判断やビジネス戦略の策定において、なくてはならないツールとなるでしょう。