調査書電子化、業務効率化
2023-10-26 11:00:03

高校入試の調査書電子化が加速!700校超の中学校でシステム導入、業務効率化に貢献

高校入試における調査書電子化の現状と展望



近年、高校入試におけるデジタル化の波はますます加速しており、その象徴的な事例として、調査書の電子化が挙げられます。本記事では、全国の中学校で導入が進んでいる「調査書Web登録システム」に焦点を当て、その現状と今後の展望について解説します。

700校を超える中学校で導入、業務効率化に大きく貢献



アットシステム株式会社が提供する「調査書Web登録システム」は、高校のインターネット出願システムと中学校の校務支援システムを連携させることで、調査書の電子化を実現するソリューションです。すでに全国33都道府県の中学校708校で導入されており、特に愛知県と三重県では、インターネット出願システムを利用する高校への調査書提出において、98.3%もの高い利用率を記録しています。

このシステム導入による効果は、学校現場の業務効率化に大きく貢献しています。愛知県内の中学校を対象としたアンケート調査では、9割以上の中学校が調査書提出作業の軽減を実感しており、そのうち44%は業務時間の50%以上の削減を達成しています。従来、多くの時間を要していた調査書作成・提出業務が大幅に簡素化されたことで、教員の負担軽減と業務の効率化が実現し、校務DX化を促進する役割を果たしています。

システムの概要とセキュリティ対策



「調査書Web登録システム」は、2020年度から愛知県と三重県内の学校で実証実験を開始し、その後全国展開されました。様々な校務支援システムとのデータ連携に対応しており、閉域網内での暗号化による高いセキュリティを確保しています。また、高校が利用する様々なインターネット出願システムとデータ連携が可能で、調査書データと出願データの自動マッチングによる高校側の受付処理の効率化も実現しています。

今後の展開と展望



アットシステム社は、2024年度、2025年度入試に向けて、全国への導入拡大を目指しています。公立高校への導入促進にも力を入れており、文部科学省が進める「次世代校務DX化」にも積極的に取り組んでいます。様々な校務支援システムとの連携強化や、高セキュリティなクラウド対応を推進することで、より多くの学校で本システムが活用されることを目指しています。

まとめ



「調査書Web登録システム」は、高校入試におけるデジタル化を推進し、学校現場の業務効率化に大きく貢献するシステムです。その導入拡大は、教員の負担軽減だけでなく、生徒や保護者にとっても利便性の向上に繋がるでしょう。今後、さらなる導入校の増加と機能強化が期待されます。

会社情報

会社名
株式会社アットシステム
住所
宮城県名取市増田4-7-20 1F
電話番号
022-398-6901

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。