マングローブ再生対話
2025-05-22 17:27:52

マングローブ再生を促進する中国・インドネシアの対話がジャカルタで実施

中国・インドネシアの持続可能な開発を探るマングローブ再生対話



2023年5月19日、インドネシアのジャカルタで「マングローブ再生」をテーマにした国際的な対話が行われました。
中国、インドネシア、カンボジア、マレーシアなどから100名以上の出席者が集まり、参加者は政府関係者、学者、企業代表など多岐にわたりました。この会議では、マングローブ生態系の保護についての意見交換が行われ、その持続可能な開発を模索する場となりました。

対話の中で、高岸明氏(中国外文出版発行事業局編集長)は、マングローブ保護において、中国とインドネシアが連携することの重要性を強調しました。彼は、「マングローブ保護の促進と友好交流のプラットフォーム構築に注力し、経済発展と生態保護の両立を図る意義」を述べました。さらに、両国の連携を通じて世界に向けて「みどりの成果」を発信することへの期待感も語りました。

また、王思平氏(在インドネシア中国大使館の文化参事官)は、両国間の協力の可能性について触れ、2025年に迎える国交樹立75周年を契機に、各分野における協力関係の深化を目指す意向を示しました。

続いて、中国国家エネルギーグループ(CHN Energy)傘下の国電電力(GD Power)のゼネラルマネージャー、趙世斌氏は、生態保護が文明の選択の問題ではなく、必然的な答えであると強調しました。マングローブの拡大が地域雇用を生み出し、漁業資源の確保にも寄与する事例を挙げ、「生計向上が人類共通の責任であり、共通の家園を守るための絆である」と語りました。

この対話では、各国の学者が「マングローブ保護で青い地球を守る」というテーマで基調講演を行い、貴重な知見を提供しました。特に、インドネシア環境林業省のリンダ・クリスナワティ氏は、マングローブ再生が海洋生態系や漁業にもたらす多様な価値について詳しく解説し、中国との技術革新および人材育成における協力の深化を期待しています。また、カンボジア環境省のメアス・リティ副局長も「マングローブ再生は環境目標に留まらず、国家や分野を超えた協力の象徴」と提起し、海洋生態系の回復による持続可能な未来の構築を呼びかけました。

このイベントは、中国外文出版発行事業局、中国国家エネルギー投資グループ、インドネシア国営電力会社が共同で主催したものです。対話の中では、中国とインドネシアの青年代表らが共同で『地球の肺と海岸の守護者:ジャカルタ・マングローブ保護イニシアチブ』を発表し、今後の取り組みについての意気込みを示しました。今後一層、マングローブ生態系の保護に向けた協力が進むことが期待されます。

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