FC東京は、ポルトガルの強豪クラブSLベンフィカとの戦略的パートナーシップ締結を発表した。この提携は、両クラブの育成年代からの連携強化、選手の育成ノウハウ共有、そしてグローバルなタレント発掘を目的としている。
SLベンフィカは、ヨーロッパで高い評価を受けるビッグクラブであり、タレント発掘と育成においてはトップクラスの実績を誇る。FC東京は、SLベンフィカとの提携を通じて、アカデミー強化とグローバルなタレント発掘を目指していく。
具体的な取り組みとしては、両クラブ間でのベストプラクティスの共有、知識・リソースの相互活用、人的交流などが挙げられる。FC東京のアカデミー選手は、SLベンフィカでトレーニングを受ける機会を得ることができ、ヨーロッパでのプレー経験を積むことができるようになる。
SLベンフィカのミゲル・レイスGlobal Expansion Coordinatorは、「FC東京は歴史あるクラブであり、野心、ビジョン、そして育成年代での優れたアカデミー組織を備えています。地理的に離れているにもかかわらず、両クラブは選手育成、タレント育成を最優先事項と考えており、今回の提携にあたり多くの共通点があります」とコメントしている。
一方、FC東京の川岸滋也代表取締役社長は、「ヨーロッパにおける強豪チームで、かつ選手の育成やスカウトに定評のあるSLベンフィカと提携することで、強化部門の連携やアカデミーでの人的交流を行うことができます。どのJリーグクラブもアカデミーに投資をしています。そのなかで、我々は今回の提携によって、アカデミーの選手に対して質の高いキャリアの選択肢を提供できると思っています」と、今回の提携への期待を語っている。
この提携は、FC東京のアカデミー強化のみならず、クラブ全体のフットボール面の発展にも大きく貢献すると期待されている。