オンワードコーポレートデザインの2024年アップサイクルプロジェクトの全貌

オンワードコーポレートデザインのアップサイクル取り組み

株式会社オンワードコーポレートデザインは、2024年の新たな取り組みとして、アップサイクルに力を入れています。サステナビリティへの意識が高まる中、このプロジェクトは海洋プラスチックや使用済みユニフォームを再利用することで、環境保護に寄与しようとしています。さらに、今年の取り組みでは、ストーリー性や体験を重視した製品作りが際立っています。

アップサイクルとは？

アップサイクルは、本来ならば廃棄物として扱われるものに新たな価値を付加し、新製品として再生させることを指します。これにより、持続可能なモノづくりが促進され、廃棄物削減にもつながります。オンワードコーポレートデザインは、企業や消費者と連携しながら、この考えを実現しています。

2024年の主要なプロジェクト

1. 漂着ペットボトル由来のユニフォーム

ドトールコーヒーショップ、FANCL、八王子学園との協力により、漂着ペットボトルを素材とした新たなユニフォームを開発しました。これらのユニフォームは、環境問題への意識を高めるためのビーチクリーン活動と併せて展開され、使用者には実際の環境保護活動に参加する機会を提供します。

2. 繊維リサイクルボード「PANECO®」

使用済みユニフォームを原料とした繊維リサイクルボードが、TDKやFANCLの什器やオフィス家具に活用されています。これにより、思い出の詰まったユニフォームが新たな価値を持って再利用され、コミュニケーションの活性化にもつながっています。特にTDKテクニカルセンターでは、これらのボードが実際に導入され、実用化が進められています。

3. 新たな製品へのアップサイクル

ANAあきんどと連携し、ANAのグランドスタッフのユニフォームをキャリーオンバッグやトートバッグに変身させるプロジェクトも進行中です。この取り組みでは、製品仕様書の作成やアドバイザーとしての役割を果たしています。また、九里学園では不要な学生服をスリッパにアップサイクルすることで、地域の取り組みも活性化しています。

環境への取り組みの未来

オンワードコーポレートデザインのサステナブル推進課は、こうした取り組みを通じて、単なる物作りを超えた体験の提供を目指しています。これにより、環境問題への意識を広め、持続可能な社会を築く一助となることを期待しています。

まとめ

2024年のオンワードコーポレートデザインのアップサイクルプロジェクトは、環境保護と持続可能な社会の実現に向けた重要なステップを示しています。これからも多くの企業や個人と手を組み、資源の無駄を減らし続けていくことが求められます。私たち一人ひとりができることを考え、環境への貢献をしていくことが必要でしょう。