メディフォン、新社外CTOに若狹建氏を迎え医療業界の変革を加速
2025年11月1日、医療機関や企業の健康経営を支援するメディフォン株式会社が、新たに元メルカリ執行役員の若狹建氏を社外CTOに迎えることを発表しました。これにより、同社は医療領域におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を一層加速させる運営体制を整えています。
メディフォンの成り立ちと目指すもの
メディフォンは、外国人患者受入れ支援を行う「mediPhone」と、クラウド健康管理サービス「mediment」を通じて、日本の医療業界の国際化とDXを進めています。これらのプロダクトは、医療従事者と患者との間のコミュニケーションの壁を取り払い、職場の健康管理を効率化する目的で開発されています。
特に、mediPhoneは全国約88,000の医療機関に導入され、技術を駆使して多言語対応を実現しています。また、medimentは約30万人の従業員の健康維持に寄与し、企業の健康経営を支える役割を果たしています。メディフォンは「新しい多様な社会のための医療インフラ」の構築を目指しており、これを実現するための基盤を強化する取り組みが進行中です。
若狹建氏のプロフィールと意気込み
新たに社外CTOに就任した若狹建氏は、東京大学大学院を修了後、富士通研究所やIBMなどでの経験を持つ著名なエンジニアです。GoogleでのMaps開発やAndroid OS開発チームでの業務を経て、AppleやLINEでもその経験を積んでおり、メルカリでは執行役員Group CTOとして活躍しました。若狹氏は、メディフォンでの役割について次のようにコメントしています。
>「社会的意義の大きい医療・健康領域において、プロダクトと開発組織をより強固にスケールさせていく取り組みに貢献できることを光栄に思います。」
彼は、創業チーフエンジニアの田畑悠介氏やCEOの澤田真弓氏と共に、メディフォンのプロダクトと組織をさらに成長させるための強固なチーム構築を目指しています。
技術力と内製の強み
メディフォンの強みは、内製開発を重視し、迅速に市場のニーズに応える開発体制です。この点について、田畑悠介氏は次のように述べています。
>「今回の若狹さんの参画により、より大きく強いチームを構成することができると期待しています。」
これまでの努力が結実し、メディフォンは今後も医療業界の変革を推進する必要不可欠なプレイヤーとしての地位を確立するでしょう。
未来に向けた展望
メディフォンはいまだ急激な成長を実現しており、若狭CTOのリーダーシップを得て新たなステージへと進化していくことが期待されています。会社としてのビジョンは、国籍や言語に関係なく誰もが安心して医療を受けることができる社会を実現することに固執しており、そのためのプロダクトと開発体制を強化する決意を表明しています。
今後、若狭氏が率いるメディフォンのさらなる飛躍に注目が集まります。また、彼らがどのようにして医療のDXを進め、さらなる価値を提供していくのかを期待してやみません。