DigitalArchiが資金調達
2025-01-17 10:37:46

次世代の建築を変革する3Dプリント型枠、DigitalArchiが資金調達に成功

3Dプリント型枠で建築の未来を切り拓くDigitalArchi


株式会社DigitalArchi(デジタルアーキ)は、3Dプリンタを用いたコンクリート用樹脂型枠の開発・製造に特化したスタートアップです。2023年6月に設立され、神奈川県鎌倉市に本社を構えています。最近、同社はシードラウンドで約3.5億円の資金調達を成功させ、さらなる成長のステップを踏み出しました。

資金調達の概要


この資金調達は、慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)をリードとし、豊田合成や三井住友海上キャピタルをはじめとする多くの投資会社が参加しました。デジタル型枠の開発に注力し、建築業界における様々な課題を解決することで、革新的な建設技術の実現を強化します。

技術と市場のニーズ


DigitalArchiは、3Dプリスタ技術を活用することで、プレキャストコンクリートの製造現場や建築現場において新たな需要を生み出しています。特に、型枠の製造過程での効率化や省人化が求められる中、デジタル型枠の導入は大きな可能性を持っています。最近では、多くの受注が確認されており、これまでのMVP(Minimum Viable Product)やPoC(Proof of Concept)を通じて得た信頼が形成されています。

今後の展開


今回調達した資金は、主に三つの分野に活用される予定です。まず、人材獲得に力を入れ、建築業界での課題解決を志向する専門家を積極的に採用する方針です。また、製造拠点を強化し、急増するプロジェクトに対応できる体制を整えます。さらに、技術開発に投資し、3Dプリンタを用いて型枠をデジタルデータから直接製造するシステムや、適切な樹脂素材の選定に取り組みます。

投資家からの高い評価


投資家からも高い期待が寄せられています。KIIの大竹氏は、DigitalArchiの実績や進捗を称賛し、今後のさらなる成長を支援していく意向を示しています。豊田合成も、社会問題の解決に向けた共同の取り組みを期待しており、技術面でのノウハウを提供すると述べています。

株式会社DigitalArchiのビジョン


DigitalArchiは「建築の『つくる』をつくる」というミッションを掲げ、3Dプリンタ技術を基盤に、持続可能で創造的な建築業を実現することを目指しています。異なる技術分野から集まったメンバーが結集し、革新的な発想と実行力を発揮して、業界に新たな風を吹き込んでいます。

まとめ


建築業界に革命を起こす可能性を秘めたDigitalArchi。今後の成長に期待が高まる中、どのように技術を進化させ、市場のニーズに応えていくのか、その動向から目が離せません。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
株式会社DigitalArchi
住所
神奈川県鎌倉市大町1-1-14
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。