西宮から世界へ挑戦
兵庫県西宮市に拠点を置く株式会社シュゼット・ホールディングスの氷上競技部所属の長森遥南選手が、2025年12月に行われた全日本ショートトラックスピードスケート選手権大会で素晴らしい成績を収めました。この大会で、彼女は女子500m、1000m、1500mの各種目で優勝し、見事に3冠を達成しました。この成果は、実に18大会ぶりの快挙であり、彼女は2026年の世界大会への出場権も獲得しました。
大会は、東京の辰巳アイスアリーナで行われ、長森選手の優勝の他にも、男子の松林佑倭選手も男子1000m、1500mで2冠を獲得し、日本代表の補欠メンバーに選ばれるなど、チーム全体で素晴らしいパフォーマンスを見せました。
蟻田剛毅社長の思い
シュゼットの代表取締役社長、蟻田剛毅氏は「力のある選手の受け入れ先がなく、県外へ流出してしまうという課題から、氷上競技部を立ち上げました。雇用創出や地域貢献に寄与することが目標です。これまでの努力が身を結び、長森選手の成果は私たちの期待を大きく超えました」とコメントしました。
長森選手の仲間である島根くるみ選手は、試合結果こそ振るわなかったものの、常に笑顔を絶やさず、チームのコミュニケーションを円滑にする姿勢が評価されています。
選手たちのプロフィール
長森遥南選手は2002年4月25日生まれで、2025年に関西学院大学を卒業し、シュゼットに入社しました。彼女は、「いい結果を報告したい」と世界戦への抱負を語っています。
松林佑倭選手は2002年12月5日生まれで、2023年にシュゼットに入社しました。彼はワールドカップから数々のメダルを手にしており、今後の活躍が期待されます。
シュゼット氷上競技部について
シュゼットにおける氷上競技部は、2018年に設立され、地域スポーツの振興と人材育成を目的としています。競技とパティシエとしての仕事を両立させる挑戦は、全国的にも珍しい取り組みとして注目されています。部員は国際舞台を視野に入れ、名将・杉尾憲一コーチのもとで技術を磨き、日々努力を重ねています。
まとめ
このように、長森選手の快挙は、地元のモチベーションを高め、次世代アスリートへの希望を与えるものとなりました。今後もシュゼット氷上競技部の活躍に目が離せないでしょう。地域貢献に励むこの部が、さらなる成果を上げ続けることを願っています。