Visual Bankが提供する日本の駅の外観画像データセット
Visual Bank株式会社は、AI学習用データソリューション『Qlean Dataset』のラインナップに、日本全国の駅の外観画像を収めたデータセットを新たに追加しました。この取り組みは、数多くの研究や商業AI開発に対応するためのものです。
日本の駅の外観画像データセットの概要
今回提供される『日本の駅の外観画像データセット』には、日本各地の駅に関する270件のJPEG形式の画像が含まれています。すべての画像は長辺が3700px以上の高解像度で、都市景観解析や地理空間AIの開発に役立つ「教師データ」や、駅認識・位置特定AI、さらには建築・インフラ構造解析における研究にも利用可能です。
さらに、この画像データは、AIを活用した景観合成や駅サイン、多言語案内認識モデルの学習素材としても適しています。このような多様なユースケースにより、データを通じて社会にさらなる付加価値を提供することが目指されています。各種アプリケーションへの応用が期待され、特に観光業やスマートシティにおいてその効果が高まることが見込まれています。
データセットの特徴と利点
『Qlean Dataset』が提供するデータセットの最大の特徴は、商用利用が可能で、プライバシーポリシーにも対応した「権利クリア」なデータである点です。このため、研究者や企業は安心してデータを利用でき、スピーディーかつ効率的にプロジェクトを進めることができます。
また、Visual Bankは「AIデータレシピ」を通じて、利用目的に応じたデータの構成を柔軟に対応しており、ユーザーのニーズに応じた個別要件に基づくデータ構築も可能です。このプロセスはデータ調達の初期投資を抑え、ROIの最大化を助けます。
アカデミア支援プログラム
さらに、Visual Bankはアカデミア支援プログラムとして、大学や研究機関に対し、無償でデータセットを提供する取り組みも行っています。这により、研究者たちがデータ不足に苦しむことなく、質の高いデータを利用できるよう、80種類を超えるデータが常時用意されています。
このデータセットは、社会実装に向けたAI開発のインフラを構築し、次世代のデータ活用法を模索する研究者の方々にとって、非常に有用なリソースとなることでしょう。
Visual Bankの企業紹介
Visual Bank株式会社は、東京都港区に本社を置くスタートアップで、「あらゆるデータの可能性を解き放つ」をミッションに据え、新たなデータインフラの提供に努めています。AI学習用データセット開発サービス『Qlean Dataset』や、AI補助ツール『THE PEN』など、さまざまなプロジェクトを展開しています。
代表取締役CEOの永井真之氏は、「私たちの技術がさまざまな分野で応用されることで、未来の社会をより良くしていきたい」と述べており、今後の展開が期待されています。
詳細情報やお問合せは、
Qlean Datasetサービスサイトをご確認ください。