岡山大学、中高生向けの起業体験ワークショップを開催
2024年12月21日、岡山大学津島キャンパスの中央図書館で中高生の挑戦を促す「スキルLv.1→Lv.10ショートチャレンジ!」が開催されました。このワークショップは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「EDGE-PRIME Initiative」の一環として企画されており、次世代の起業家育成を目的としています。
起業意識を高めるワークショップ
国立大学法人岡山大学の研究・イノベーション共創機構が主催したこのイベントは、参加した中高生に「何かをやってみたい」という気持ちを「やってみた」という実体験に変えることを目指すものでした。ワークショップのテーマは、「マーケティング」「デザイン」「AIプログラミング」の3つで、地域で活躍するプロフェッショナルたちが講師として参加しました。
充実したプログラム
中高生たちは、マーケティングを学ぶ中山博光氏、デザインを指導する池田涼香氏、AIプログラミングを教える若林潤一氏と共に、実際の課題に挑戦します。各参加者は3つのテーマから1つを選択し、小グループに分かれてレクチャーを受けます。その後、マーケティング案の立案やポスターデザイン、プログラミングの演習に挑む姿が印象的でした。イベントに参加した学生は、「偶発的な出来事を活用する意識が重要だということに気づき、大きな学びになった」と感想を述べ、自身の成長を実感していました。
中高生のアントレプレナー育成への取り組み
岡山大学では、今後も中高生のアントレプレナーシップを育成するための活動を続けていくとのこと。オープンイノベーションの場を作り、社会人との交流を通じて若者たちが多様な意見に触れ、自らの視野を広げる機会を提供することを目指しています。今後、さらなるアントレプレナーシップ関連イベントやプログラムが予定されているため、興味のある方は岡山大学やNPO法人だっぴへのお問い合わせを推奨します。
EDGE-PRIME Initiativeとは
このワークショップは、政府が目指す新しい資本主義の一環として位置付けられる「スタートアップ」支援の一部です。スタートアップ創出の基盤を強化し、起業志望者を増やすためには教育の拡充が不可欠です。こうした取り組みは、高校生に多様なアントレプレナーシップ教育の機会を提供することが目指されています。
地域との連携に期待
岡山大学は「地域中核・特色ある研究大学」として、地域社会とともに成長することを重視した教育や研究を進めています。これにより、地域における持続可能な発展や人材育成に寄与し続けることでしょう。今回の「スキルLv.1→Lv.10ショートチャレンジ!」は、その第一歩として非常に意義深いイベントでした。
また、NPO法人だっぴが運営する各種交流イベントやプログラムも、若者にとって重要な学びの場となります。今後の岡山大学の活動に期待しつつ、地域振興と新たな人材育成に向けた挑戦が続いていくことを願っています。