Nordic、再生プラスチック採用
2024-06-26 11:41:56

再生プラスチック採用!Nordic Semiconductorが持続可能性に向けた取り組みを発表

Nordic Semiconductor、再生プラスチック製のコンポーネントリール採用で持続可能性を推進



低消費電力ワイヤレスIoT接続ソリューションのリーディングカンパニーであるNordic Semiconductorは、持続可能性戦略の一環として、再生プラスチック製のコンポーネントリールを採用することを発表しました。これは、業界で初めて半導体企業が再生プラスチックを採用した事例となります。

今回の取り組みは、年間約15,000キログラムのプラスチック廃棄物の削減につながると期待されています。Nordic Semiconductorのサプライチェーン担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントであるOle-Fredrik Morken氏は、この発表について次のように述べています。

「私たちは常に環境への影響を最小限に抑える方法を模索しています。信頼できるOSATパートナーと共に、このマイルストーンを達成できたことを嬉しく思います。特に、Nordicのお客様は世界最大のワイヤレスIoT接続半導体チップの『消費者』であり、年間数億台のデバイスにNordicのコンポーネントが使用されていることを考えると、これは重要な一歩です。」


モノのインターネット(IoT)の成長に伴い、スマートホーム、ヘルスケア、アセットトラッキング、プロフェッショナル照明、ビルオートメーション、スマート農業、ユーティリティメーター、ワイヤレスオーディオ、小売など、さまざまなアプリケーションにおいて、これらのチップの使用量も増加しています。Nordic Semiconductorの営業・マーケティング担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントであるGeir Langeland氏は、次のように述べています。

「これは持続可能性への小さな一歩ですが、重要な貢献です。AIや機械学習などのIoTアプリケーションの市場潜在性を考えると、ノルディックが年間数十億台のデバイスを供給するのも、遠くない未来です。」


Nordicのコンポーネント包装リールのほとんどは、再生プラスチックを再利用しています。この目標を達成するために、Nordicは再生プラスチック製のコンポーネントリールをテストし、従来の非再生品と同等の信頼性を持ち、関連するコンポーネントテープおよびリールの業界標準を満たしていることを確認しました。これにより、輸送中の包装の破損を防ぎ、Nordicの貴重な半導体部品を保護し、高速PCB配置機に供給される際に詰まることを防ぎます。

Morken氏は、次のように付け加えています。

「お客様は、弊社の再生プラスチック製コンポーネントリールを問題なく生産プロセスに取り入れています。ESG(環境、社会、ガバナンス)に関して、私たちはグリーントークを実行に移す努力をしています。半導体チップ供給業者が環境影響を最小限に抑えるために行うべき多くの業界標準、最低限の良好な実践規則があります。しかし、気候変動と環境は最低基準で取り組むには重要すぎる問題です。より一歩進んで、環境のために自分の役割を果たそうとします。それが今回、私たちが成し遂げたことです。」


Nordic Semiconductorについて



Nordic Semiconductorは、モノのインターネット(IoT)のためのワイヤレス通信技術に特化したノルウェーのファブレス半導体企業です。1983年に設立され、世界中に1,000人を超える社員を擁しています。Nordicは、受賞歴のあるBluetooth Low Energyソリューションを提供する、超低消費電力無線テクノロジーのリーディングプロバイダーです。Nordicのテクノロジーは、ANT+、Thread、Zigbeeに対応するだけでなく、2018年には、IoT分野の更なる市場拡大を目指し、LTE-M/NB-IoT向けの低電力でコンパクトなセルラーIoTソリューションを発表しました。Nordicの製品ポートフォリオは、2021年にWi-Fi技術によりさらに拡充しています。

まとめ



Nordic Semiconductorは、再生プラスチック製のコンポーネントリールを採用することで、環境への影響を最小限に抑えるための取り組みを強化しています。この取り組みは、業界全体で持続可能な慣行を促進する上で重要な一歩となります。

詳細については、Nordic Semiconductorのウェブサイトをご覧ください。

持続可能性への積極的な姿勢が光るNordic Semiconductorの取り組み



Nordic Semiconductorが再生プラスチック製のコンポーネントリールを採用したというニュースは、非常に興味深いものでした。半導体業界において、再生プラスチックの使用はまだまだ一般的ではありません。Nordicが業界の先駆者として、再生プラスチックを採用したことは、環境問題に対する彼らの強い意識と、持続可能な社会への貢献意欲を表しています。

年間15,000キロのプラスチック廃棄物を削減するという具体的な目標を設定し、再生プラスチック製のコンポーネントリールが従来品と同等の信頼性を持つことを確認するなど、取り組みの徹底ぶりは素晴らしいです。これは、単なるリップサービスではなく、本気で環境問題に取り組む姿勢を示しています。

また、Nordicが掲げる「グリーントークを実行に移す」という言葉は、単に環境問題について語るだけでなく、実際に具体的な行動を起こしていくという強い意志を感じさせます。企業として環境問題に取り組む姿勢は、顧客からの信頼を高め、企業価値を高めることにつながるでしょう。

Nordicの取り組みは、他の企業にとっても良い刺激になるはずです。今後、再生プラスチックやその他の環境配慮素材の採用が、業界全体で広がっていくことを期待しています。

今後の展開に期待



Nordicは、再生プラスチックの使用だけでなく、他の分野においても環境への配慮を強化していくことを表明しています。今後、Nordicがどのような取り組みを展開していくのか、注目していきたいと思います。

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