GRC第9期修了式
2025-12-05 14:52:59

ロッキード マーティンが第9期「Global Rocketry Challenge」を成功裏に完了

ロッキード マーティンが手掛けるSTEM教育プログラム、GRCの第9期が終了



2023年11月29日、東京・押上のセンターオブガレージにて、日本ロッキード マーティンが協賛するSTEM教育プログラム「Global Rocketry Challenge」略してGRCの第9期修了式が行われました。このプログラムは次世代の科学者やエンジニアを育成することを目的としており、今年の開催に際して、名称が「Girls Rocketry Challenge」から改められたことが特徴です。

参加校とプログラムの概要



今回のGRCでは、過去最大規模の5校が選定されました。具体的には、富山県の片山学園中学校・高等学校、群馬県の佐野日本大学中等教育学校、埼玉県の埼玉県立大宮高等学校、広島県の広島県立広島叡智学園高等学校、茨城県の茗溪学園中学校高等学校の5校です。このプログラムの下で、生徒たちは日本モデルロケット協会の支援を受け、モデルロケットの設計から材料の改良、実際の打ち上げに至るまでの一連の体験を通じて大きな成長を遂げました。

特に印象的だったのは、10月に行われたモデルロケット全国大会です。この大会では、茗溪学園の生徒がパラシュート滞空時間競技で準優勝を果たすなど、参加校の生徒たちが素晴らしい成果を上げました。修了式では、これらの成果を讃えながら、各校の生徒がこれまでの学びを発表しました。

学びの場の拡充



修了式後には、GRC修了生と今期の参加生徒との交流イベントが開催され、彼らの経験や学びをシェアする機会となりました。渡部達郎代表は生徒に修了証を授与し、今後の可能性について「強い意志と行動が必要で、あなたたちには無限の可能性がある」とエールを送りました。

日本モデルロケット協会の桐生亮会長も、生徒たちが得た経験をこの先の人生に活かしてほしいと期待を寄せました。失敗を恐れず再挑戦する姿勢が重要であることを伝えた彼の言葉は、多くの生徒にとって響くものでした。

GRC修了生との対話



GRC修了生の中から4名が講演を行い、どのように自身のキャリアに寄与したかについて語りました。彼らはモデルロケットの材料や流体力学への興味がどのように国立研究開発法人でのキャリアに結びついたかを示し、GRCで学んだスキルが今後の人生でどれだけ役立つかに触れました。探究サイクルや仮説検証の重要性が多くの未来の科学者たちに伝えられました。

未来の宇宙開発への挑戦



続くワークショップでは、日本大学理工学部航空宇宙工学科の髙橋賢一教授と、民間宇宙開発企業の技術研究者である六尾圭悟氏がゲストスピーカーとして招かれました。「未来の宇宙開発を一歩進める!」というテーマの元、生徒たちがグループに分かれて「20年後の宇宙開発と私たちの生活」についてディスカッションを行いました。この中で、宇宙開発における環境問題を解決するためのアイデアが提案されるなど、活発な議論が繰り広げられました。

今後の展望



GRCは2016年に日本ロッキード マーティンによって開始され、これまでに全国の30校から200名以上の生徒が参加してきました。来年は通算第10期を迎えることになり、今後も様々な関係者との連携を強化しつつ、日本のSTEM教育への働きかけを続けていく予定です。次世代のリーダーを育てるこの取り組みは、ますます重要な意義を持つでしょう。


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会社情報

会社名
日本ロッキード マーティン
住所
東京都千代田区
電話番号

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