日常に潜む裁判沙汰の実態を描いた新刊書籍が登場！

日常に潜む裁判沙汰を描いた書籍『まさか私がクビですか？』

2025年3月13日、株式会社日経BPは新しい書籍『まさか私がクビですか？ ── なぜか裁判沙汰になった人たちの告白』を発売します。本書は、私たちの日常生活に潜む法的なトラブルについて深く掘り下げ、多くの人々に共感を呼ぶ内容となっています。

裁判沙汰の現状

日本では、年間に行われる民事訴訟の件数は驚異の14万件、刑事事件は6万件を超えています。その中で報道されるのはごく一部に過ぎません。多くの人々は、裁判沙汰が身近な問題であることを実感していないかもしれません。しかし、実際には私たちの日常生活のすぐそばに、多くのトラブルが潜んでいるのです。

書籍の概要

本書は、日本経済新聞電子版で連載された「揺れた天秤～法廷から～」を元にしたもので、現実にあった数々の「怖い話」を紹介します。注目すべきは、一般的なニュースとして取り上げられないような、身近な事件やトラブルについてのケーススタディです。中には、ソフトバンクやソニー生命といった有名企業のスキャンダルも取り上げられており、日本社会の複雑な面を浮き彫りにしています。

トピックと目次

本書は、さまざまなトピックで構成されており、以下の章立てになっています。

1. 会社員たちの転落劇：小さな慢心が引き起こす悲劇。
2. 有名企業のスキャンダル：まさかあの会社が。
3. 家庭の平穏が崩れる日々：お金の問題とご近所トラブル。
4. 職場の悲喜交々：今どきの会社員事情。
5. 男女のすれ違い事件：恋とパパ活の境界線。
6. 経営者の闇：秘密資金や脱税の実情。
7. 日常の狂気：職場で実際に起こった恐ろしい話。
8. SNSの悪影響：バズリから生まれる誹謗中傷。
9. 司法への期待：若者たちの心に司法がどのように関われるか。

リーガル・ノンフィクションの重要性

本書が特に際立っているのは、「リーガル・ノンフィクション」にフォーカスしている点です。法廷での告白や訴えを通じて、どんなに小さなトラブルでも、そこには生身の人々が関わっていることを思い知らされます。そして、私たちの身の回りに潜む問題が、明日には自分自身にも降りかかるかもしれないというリアリティを持っています。

本書は、47のケーススタディを通じて、誰にでも起こりうる不安やトラブルを示唆しており、私たちが日常生活の中で注意すべきことを教えてくれます。読むことで、法的な知識だけでなく、社会での生き方や人との関わり方についても考え直すきっかけになるでしょう。