新潟大学がMATLAB活用の生成AI教育プログラムを開始
新潟大学がMATLABと生成AIを活用した新しい教育プログラムを開始
2026年5月20日、東京発のニュースです。工学システム設計のための数学的計算ソフトのリーディングカンパニー、MathWorksは、新潟大学にて全学教育の一環として「生成AI活用実践演習」を新設し、MATLABおよびそのAIアシスタント機能であるMATLAB Copilotを取り入れたデータサイエンス教育を施行したことを発表しました。
新潟大学は、統合型社会創生教育の推進を目的に教育の改革を行っており、その中で数理データサイエンスと生成AIを使った実践力の習得に力を入れています。すでに全学生に必須の科目として位置付けられている数理データサイエンスでは、授業中にMATLABを活用してきました。
この取り組みを一層発展させるために、2025年度からは「生成AI活用実践演習」が新設され、学生のデータ分析能力向上を目指してMATLABとMATLAB Copilotを導入しました。MATLABはその高度な数値計算機能、豊富なデータ可視化機能に加え、データサイエンスや生成AIの取り扱いのための統合環境を提供し、実践的な学びを支える役割を果たしています。また、MATLAB Onlineを活用することで、異なる学問分野の学生が同一の環境下で演習を行うことが可能となりました。
授業は全15回で構成されており、そのうちの2回をMATLABとMATLAB Copilotを用いたデータサイエンスの演習に割り当てました。学生は授業内で得たアンケート回答データを使い、データの可視化や主成分分析(PCA)、クラスタリング、そして結果の評価を実践的に体験しました。MATLAB Copilotは、分析手法の選定やプログラムの理解を助ける対話的アシスタントとして機能し、学生は目的の設定、手法の妥当性評価、結果の解釈を自ら考えながら学びを深めていきました。この結果、生成AIとMATLABを駆使した協働的な学習環境が形成されました。
新潟大学の教育改革担当副学長、淺賀岳彦氏は「生成AIはこれまで数理データサイエンスとは別個のものと思われていましたが、MATLABを通じてそれらが連携することで、強力なツールとして機能している印象を強く受けました。ダータから本質を見抜く力を学生に養ってほしいと考えており、クラウドベースで全員に平等な学びの環境が提供できることも重要です。今後、MathWorksとともにMATLABの教育における役割を探求していければ」と述べています。
日本の高等教育において、生成AIの効果的な利用は重要な課題として浮上していますが、同時に過度の使用に関する懸念や、分析結果の再現性と解釈可能性についての問題も提起されています。この新たな教育プログラムは、MATLABとSimulinkのCampus-Wide アクセスを活用した生成AIとデータサイエンス教育の実践的な事例となっており、他大学でも参考にできるモデルとなるでしょう。MathWorksはこの取り組みを支援し、数理・データサイエンス教育における生成AIの発展を見守っています。
MathWorksについて
MathWorksは業界のリーダーとして、工学システム設計に用いる数学的計算ソフトウェアを開発しています。エンジニアや科学者のためのプログラミング環境であるMATLABは、アルゴリズム開発やデータ解析のための重要なツールです。Simulinkはマルチドメインシミュレーションやモデルベースデザインのための環境を提供しています。これにより、さまざまな産業分野における複雑な工学システムのモデリング、シミュレーション、実装を支援しており、教育機関においても多く活用されています。MathWorksは1984年に設立され、今では世界的に展開している企業です。
会社情報
- 会社名
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マスワークス合同会社
- 住所
- 東京都港区赤坂4-15-1赤坂ガーデンシティ7階
- 電話番号
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03-6367-6700