岡山大学病院が開催する総合キャンサーボード: irAEへのより良い対応を目指して
岡山大学病院腫瘍センターでは、がんの診断・治療に関して、単一科の医師だけでなく、がん医療に携わる多職種が連携し、患者さんの状態を総合的に判断し、最適な治療方針を検討する場として「総合キャンサーボード」を開催しています。
岡山大学病院は、都道府県がん診療連携拠点病院に指定されており、この総合キャンサーボードは、地域のがん診療における情報共有の役割も担っています。
今回の第92回総合キャンサーボードは、「irAEへのより良い対応を目指して」と題し、2024年8月30日(金)にオンラインで開催されます。
irAEとは?
irAEとは、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)治療に関連して起こる副作用の一つです。ICIは、がん細胞の増殖を抑える効果がある一方で、正常な細胞にも影響を与える可能性があり、様々な副作用を引き起こすことがあります。
本キャンサーボードの内容
今回の総合キャンサーボードでは、irAEに関する以下の3つの講演が行われます。
1. 医師からみたirAE(仮題)
岡山大学病院 腫瘍センター 市原英基 先生
2. 薬剤師からみたirAE(仮題)
岡山大学病院 薬剤部 岩田直大 先生
3. 看護師からみたirAE(仮題)
岡山大学病院 腫瘍センター 看護師 間瀬 愛 先生
各専門職の立場からirAEについて解説することで、参加者はirAEに対する理解を深め、より良い対応につなげることが期待されます。
参加対象者
本キャンサーボードは、医師、歯科医師(研修医を含む)、メディカルスタッフ、医歯薬看学生・大学院生などを対象としています。岡山大学病院外医療従事者の方々も参加可能です。
参加方法
参加を希望される方は、岡山大学病院腫瘍センターホームページの第92回のリンクから申し込みをお願いします。定員は90名で、先着順に締め切られます。参加費は無料です。
まとめ
本キャンサーボードは、がん医療従事者にとって、irAEに関する最新の知識を習得し、患者さんへのより良い医療を提供するための貴重な機会となります。多くの皆様のご参加をお待ちしております。