群馬県で初のFESコンテスト！地域学生が金融教育を盛り上げる

群馬県でのFESコンテスト初開催

群馬県で初めての「FESコンテスト®」地区大会が、高崎経済大学の学生たちによって運営され、臨江閣にて開催されることが決定しました。このコンテストは、一般社団法人日本金融教育支援機構が主催し、中高生が金融教育をテーマにした動画を制作し、発表することを目的としています。理念は「人生の選択肢を増やす金融教育を」というものであり、地域の学生たちが自ら主体的に取り組む機会を提供します。

FESコンテストとは？

FESコンテスト（Financial Education Support Contest for Student）は、大学生が主体となって企画・運営される全国規模のイベントです。このコンテストの特徴は、中高生が小学生にも理解できるような簡潔な言葉を使い、1分間の縦型動画を制作・発表する形式です。これにより、参加者は金融や経済社会について自ら考え、表現する力を磨くことが求められます。

テーマは「お金の8つの力」

今年の大会では「お金の8つの力」についての理解を深めることをテーマにしています。内容は、使う、稼ぐ、納める、貯める、備える、贈る、借りる、増やすといった視点から構成されています。これにより、参加者は実際にお金との関わり方を学び、自らの理解を深めることが期待されています。

地域の関心の高さ

群馬県では、これまでに開催された全国大会において、合計3作品が入賞しており、地域の金融教育に対する関心が高いことが示されています。このような背景の中で、今年は伊勢崎市で開催したワークショップを経て、群馬県内の優秀作品を選出する地区大会の開催に至りました。

大学生のサポートによる学びの促進

今回の地区大会の実現には、高崎経済大学との連携が大きな役割を果たしました。認定講師の細田佳代さんのサポートのもと、同大学の学生たちが近隣の大学に通う地元出身の学生と協力し、オンラインでのミーティングを重ねて準備を進めています。

また、伊勢崎市でのワークショップでは、大学生たちが中高生のメンターとして活躍し、アイデアを引き出したり、動画制作アプリの方法を教えたりしました。このように、大学生の活動が中高生の金融教育に寄与することで、年齢の近い大学生がロールモデルとなり、より実践的な「生きた学び」につながることが期待されます。

大学生にとってのメリット

大学生にとっても、この取り組みは貴重な経験です。金融教育のスキルを実践的に学ぶことができ、年少者の指導を通じてリーダーシップを育むことができます。また、社会人としての基礎力や貢献する意識を体得する機会にもなります。特に、地元に戻って若者をサポートする取り組みは、地域課題に直面し、その解決に自ら関わる意識を育てます。