日鉄ソリューションズがAIエージェントと「SVF Cloud」を連携
日鉄ソリューションズ株式会社は、営業部門の業務効率化を目指した新たなプロジェクトを始動し、その中心にAIエージェントと「SVF Cloud」を連携させた「見積作成エージェント」を構築しました。本プロジェクトは、2024年10月からスタートし、営業担当者がより重要な業務に集中できる環境を整備することを目的としています。
プロジェクトの背景
日鉄ソリューションズは「Social Value Producer with Digital」というビジョンのもと、2030年に向けたデジタル技術の活用を考えています。営業担当者は本来の顧客提案などを行うために、事務作業に追われている現状に対処するため、このプロジェクトを開始しました。これにより、従来1件あたり最大1時間かかっていた見積作成工数を大幅に削減できる見込みです。
課題の明確化
従来の見積作成業務には、以下のような課題が存在していました。
1.
事務負担の増加:見積作成には多くの時間が必要で、毎月500社以上の企業に対応するための工数が膨大でした。
2.
長いリードタイム:見積金額に基づく承認フローが遅れることで、送付までに最短でも1〜2営業日が必要でした。
3.
属人化の問題:製品によっては複雑なプロセスが求められ、属人化した業務を解決する必要がありました。
これらの問題を解消するため、AI活用を通じた業務の自動化と帳票のクラウド化が選択されました。
採用した技術
全社的なAI活用を前提に、ウイングアークが提供する「SVF Cloud」が選ばれた理由は以下の通りです:
- - Agentforceとの親和性:データのマッピングが容易で、帳票の開発工数を大幅に削減できます。
- - スピーディな開発:直感的なGUIにより、迅速に開発が進むため既存の運用を変える必要がありません。
- - 高い柔軟性:現場からの修正依頼に迅速に対応できるため、ビジネスの変化にすぐに適応できます。
導入の効果
2025年8月から、一部の顧客を対象に運用が開始され、以下の効果が実感されています。
- - 業務工数の削減:見積作成がほぼ自動化されることで、営業担当者がより付加価値の高い業務に集中できる環境が整いました。
- - リードタイムの短縮:顧客は自ら見積書を自動発行できるため、待ち時間の大幅な削減に成功しました。
- - 正確性の向上:自動発行の範囲を制限し、承認済みのメニューを適用することで、誤発行を防ぐ仕組みを確立しました。
今後の展望
今後は、取り扱い製品の更なる拡大や、他のグループ企業への展開を計画しています。また、自社のAI活用から得た知見をもとに、顧客への提案に競争優位性をもたらす方針です。さらに、サブスクリプション契約の更新見積の自動化も視野に入れ、業務の効率化を追求していくでしょう。
会社情報
設立:1980年10月1日
本社所在地:東京都港区虎ノ門一丁目17番1号虎ノ門ヒルズビジネスタワー
事業内容:情報システムに関する企画・設計・開発・構築・運用・保守 etc.
公式サイト
製品やサービスに関するお問い合わせは、ウイングアーク1st株式会社へ。
〒106-0032 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー
TEL:03-5962-7300
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