ECサイトのカゴ落ち実態調査
近年、ネットショッピングがますます主流になっている中、ECサイトを利用する人が増えていますが、ショッピングでの「カゴ落ち」は大きな問題となっています。この度、株式会社ザオリクが、ECサイト利用者を対象に行った調査によると、なんと76.1%の人が「カゴ落ち」を経験しているということがわかりました。
調査の概要
本調査は、2023年9月12日から9月13日にかけて実施され、1090名のECサイトを週に1回以上利用している男女を対象に行われました。調査方法は、IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」を利用したインターネット調査です。結果は、以下のような多くの興味深い発見をもたらしました。
ECサイト利用経験
最初の質問では、「どのECサイトで商品を購入した経験がありますか?」と尋ねたところ、結果は以下の通りです。
- - Amazon:85.1%
- - 楽天:81.5%
- - Yahooショッピング:61.2%
この調査からもわかるように、大多数の人がAmazonや楽天を利用しており、これが彼らの日常生活においていかに重要な役割を果たしているかを示しています。
カゴ落ちの実態
「カゴ落ち」の経験について尋ねた結果、76.1%の人が「はい」と回答しました。この「カゴ落ち」とは、商品をカートに入れたものの、最終的に購入に至らなかったケースを指します。
この「カゴ落ち」に至った理由は多岐にわたり、主に以下のようなものが挙げられました。
- - 購入を見送ったため:65.0%
- - 送料が発生することがわかったため:43.3%
- - 他の商品やページを閲覧している間に忘れたため:26.9%
これらの理由から、多くの利用者にとって「カゴ落ち」は意識していないうちに発生してしまう事象であることがわかります。
後悔するユーザーの声
驚くべきことに、調査参加者の中で4割以上の人が「カゴ落ち」したことに対して後悔しているということがわかりました。後悔する理由としては、以下のようなものがあります。
- - 値上がりしていたから:57.1%
- - 商品が売り切れていたから:51.6%
- - セール期間が終わっていたから:50.4%
これもまた、「カゴ落ち」が後々の不便を招く大きな要因であることを示しています。
リマインド機能への期待
さらに、調査において約6割の人が、購入し忘れてサイトから離脱した場合にリマインドしてくれる仕組みがあれば「非常に役に立つ」または「やや役に立つ」と答えています。特に、55.6%の人が「購入し忘れを防ぐことができるから」と理由を挙げている点は、今後のECサイトにおける重要な機能として期待されるでしょう。
まとめ
今回の調査から、ECサイト利用者の76.1%が「カゴ落ち」を経験し、その後に後悔を残していることが明らかになりました。多くの人が商品の価格や在庫状況を気にしており、「カゴ落ち」をできるだけ回避したいと考えています。このような理由から、カートインされた商品をリマインドしてくれる機能の重要性が高まっていることが伺えます。
ECサイトを利用する際は、カゴ落ちを避けるために、そうしたリマインド機能の活用を積極的に検討してみるのも良いでしょう。
詳細な調査レポートは以下のリンクからダウンロードできます。
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株式会社ザオリクについて
当社は、ウェブを活用した売上および利益の最大化を目指す企業に対して、離脱ユーザーを減らすことを強みとするCV支援ツール「ザオリク」を提供しています。ネットショッピングの利便性向上とともに、企業の利益向上に寄与することを目指しています。
公式ウェブサイトは
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