ショッピージャパンが提案する越境ECの新しいビジネスチャンス
2025年の11月19日、東京都港区のCIC Tokyoで開催されたセミナー「越境ECで始める新しいビジネスの可能性」には、262名の参加者が集まりました。このイベントは、ショッピージャパン株式会社によって企画され、東南アジアと台湾を対象にしたEコマースプラットフォームShopeeを基にした越境ECの可能性が探ります。
東南アジア市場の成長予測
ショッピージャパンによれば、東南アジアのEコマース市場は、年平均15%の成長を続け、2030年には約3,700億ドル(約56兆円)に達する見込みです。しかし、越境ECを行っている事業者の約66%が「EC未経験」であり、「リソース不足」や「多品目登録の手間」といった課題を抱えています。この現状を受けて、イベントでは具体的な解決策とパートナーシップの構築が重要視されました。
ショッピージャパンのエコシステム
当イベントでは、物流や決済、運営代行などに携わる様々なプロフェッショナル企業が登壇し、ショッピージャパンを支える包括的なエコシステムが紹介されました。
1.
物流・決済のインフラ強化
-
佐川急便からは、ショッピージャパン専用の集荷サービス「Shopee Pickup System」や物流の効率化について説明がありました。
-
ペイオニア・ジャパンは、外貨受取の手間を軽減する決済ソリューションを提案しました。
2.
成功へ導く市場戦略
-
株式会社EN VISIONは、自社の運営するスクール「SBC」を通じて成功した事例を共有しました。
-
株式会社 NEXTは、自動物販ツール「Access Shopee Connect」との取り組みを紹介しました。
-
株式会社セグロは、現地での指導によるサポートを強調しました。
3.
EC代理運用の進化
-
BeeCruiseは、年間約1,000億円の越境EC支援経験をもとに、公式店舗の運営代行のメリットを提案しました。
-
スターフィールドは、生成AIによる越境ECの管理システム「Bynd」を披露し、未来の効率化を示しました。
-
株式会社ワサビも、シンプルに越境ECを始める方法を紹介しました。
ショッピージャパンの今後の取り組み
ショッピージャパンは、今回参加した各企業との関係を深め、全ての事業者が東南アジア市場での成功を収められる環境の整備を進めていくと述べています。
「私たちが考えるのは、越境ECが複雑なものではなく、シンプルで手軽に始められるビジネスであるべきだということです。日本の事業者が海外市場への第一歩を踏み出せるよう、サポート体制を整えていきます。」とショッピージャパンの代表者は強調しました。
ショッピージャパンのサポート体制
Shopeeは、出店準備から販売促進までのワンストップ支援を行い、煩雑な手続きや商品登録を簡略化。さらに、Shopee独自の物流サービスを活用することで、国際配送や在庫管理もサポートします。
データに基づく戦略的な店舗運営が可能となり、事業者は売上データや市場トレンドを分析した上で次のアクションを計画できます。
日本からの東南アジア市場への参入はまだ始まったばかりですが、Shopeeの持つノウハウを活用し、一緒に成長の第一歩を踏み出しませんか。