ジーニーが実現する新たな広告体験
株式会社ジーニー(東京・新宿)は、アダプティブストリーミング技術「SeenThis」との連携を発表しました。この協力により、同社の「GENIEE SSP」プラットフォームを通じてリッチメディア広告の表示速度が飛躍的に向上し、広告の効果を最大限に引き出すことが可能になります。
1. 連携の概要
ジーニーが提供している「GENIEE SSP for Rich Media Ads」は、広告クリエイティブの制作にSeenThisの技術を活用することで、スムーズな広告配信を実現します。これにより、広告はデバイスの特性やネットワーク状況に応じて最適化され、ユーザーにより優れた体験を提供します。
具体的には、従来のダウンロードベースの広告配信と比べて、無駄なデータ転送を削減し、結果としてCO2排出量の削減にも寄与します。これは、広告分野における環境配慮の新たな一歩とも言えます。
2. 連携によるメリット
この連携により、様々な利点が期待されます:
- - 広告主・代理店: ブランドセーフティの確保がなされ、高品質なメディアへの配信が可能となります。環境にも配慮した広告展開で、訴求力が高まり、広告効果が最大化されます。
- - パブリッシャー: SeenThisの技術導入が、収益向上に加えてサイトの表示速度も改善し、ユーザー体験の向上をもたらします。
3. アダプティブストリーミングサービス「SeenThis」の特徴
従来、動画広告を配信する際には、ファイルのダウンロードが完了するまで表示が遅延することが問題でした。SeenThisの技術は、この問題を解消し、広告クリエイティブを瞬時に表示することを可能にします。特に、サーバー負荷が減り、データ転送量も大幅に削減されるため、広告のパフォーマンスが最大化されます。具体的には、一般的な動画広告配信と比較して約40%もデータの削減が期待されています。
このように、ジーニーとSeenThisの提携は、最新の技術を駆使して広告のあり方を根本的に変える可能性を秘めています。
4. SeenThis Japanの展望
SeenThisは2017年にスウェーデンで設立され、現在50か国以上で数多くのブランドにサービスを提供しています。2024年に日本市場に進出し、日本のデジタル広告の未来を見据えた事業展開を図っています。このような国際的な視点を持つ企業と協働することで、ジーニーはさらなる成長を目指しています。
5. 最後に
ジーニーはこれからも技術革新を追求し、広告主、代理店、パブリッシャーそれぞれのニーズに応えるソリューションを提供し続けます。広告業界にとって、ジーニーとSeenThisの連携は新たな可能性を示す重要な一歩と言えるでしょう。