AIと書籍出版
2026-02-09 08:45:55

生成AIが生み出した新しい書籍出版の形とは?

AIで生まれる新しい書籍出版の形



近年、人工知能(AI)の進化が目覚ましい中、特に生成AIの導入が様々な分野で注目を集めています。東京都目黒区に本社を置く株式会社Arty Intelligence Lab.は、AIを活用した書籍出版の新たな手法を実験し、成果物として『外資系ITセールス解体新書』という書籍を発表することを決定しました。2026年2月6日からAmazon Kindleおよびペーパーバッグで販売を開始します。
このプロジェクトは、単なる業務の効率化を追求するものではありません。むしろ、「人間の持つ固有の体験を、AIがエンターテインメントとしてどのように昇華できるのか」を追求したものです。生成AIとクリエイティブの融合を実証する試みとして、多くの興味を引く内容となっています。

プロジェクトの背景と目的



生成AIの普及により、文章制作のコストが大幅に下がりました。しかし、AI技術が生成する文章は均質化しがちで、読む人の心に響く「熱量」や「リアリティ」が不足しているという問題があります。この点を踏まえ、株式会社Arty Intelligence Lab.の代表、橋口剛氏は、AIが人間の代わりではなく、むしろ「泥臭い体験」を増幅させるツールとなることを目指しました。
彼は長年外資系IT業界で活躍し、AIビジネスにも関与してきた経験を基に、自身の体験をもとにした共創プロジェクトを構想しました。
このプロジェクトは、壁打ちを通じて、AIと人間が共同でクリエイティブな作品を生み出す方法を探るものです。

AIを駆使した出版プロセス



Arty Intelligence Lab.のプロジェクトは、以下のフェーズで生成AIを活用しました:
1. 壁打ち・コンセプト設計 それぞれのコンセプトをAIに分析させ、「泥臭いリアル」というテーマを抽出。
2. 構成・執筆(Co-Writing) 著者の口述したエピソードメモを、AIが読者に合わせてユーモラスな文体になるよう変換。著者はその案をもとにフィードバックを行い、リアリティを担保しました。
3. クリエイティブ・マーケティング 表紙のデザインや販売ページのコピー作成、SNSプロモーション計画もAIとの対話を通じて決定しました。
このプロジェクトにより、個人が生成AIを活用し「生成AI臭い文章」にはならず、ユーモアを含むクリエイティブな文章が生成できることが示されました。また、実質的には約2週間で企画から出版まで達成できることも実証されています。

書籍『外資系ITセールス解体新書』について



今回の実験から生まれた書籍は、AIが整理した論理的な構成の中に、筆者の感情や葛藤、非合理なエピソードが詰め込まれた一冊です。
タイトルは『外資系ITセールス解体新書: 〜華やかに見える世界の裏側、泥臭くて笑えるリアルと生存戦略〜』、著者は橋口剛氏です。電子版は1250円、書籍版は1980円(税抜)で販売されます。
詳細は、Amazonの販売ページで確認できます。

橋口剛氏のコメント



橋口氏は、「AIの学習データにはない『人間臭さ』や『非合理な面白さ』が詰まっている」と述べ、プロジェクトの意図を明らかにしました。AIはあくまでツールを超え、思考のパートナーとして機能することを強調し、今後もテクノロジーとクリエイティビティの交差点で新しい表現を探求していくとのことです。

今後の展望



株式会社Arty Intelligence Lab.は、本プロジェクトで得た知見を体系化し、企業のコンテンツ制作支援やAI活用コンサルティング事業に展開します。AIと人間の力を組み合わせ、新たな価値を生み出す実験に取り組んでいく予定です。
これにより、生成AIを活用した新たなクリエイティブの形がどのように社会に貢献できるか、引き続き注目していきたいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社Arty Intelligence Lab.
住所
東京都目黒区上目黒3-34-12
電話番号

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