住信SBIネット銀行、クラウド移行でサービスの質向上
住信SBIネット銀行が、AWS(アマゾン ウェブ サービス)を活用して勘定系システムの移行を行うことを発表しました。この移行を支えるのは、Datadogの先進的なオブザーバビリティおよびセキュリティプラットフォームです。これにより、同銀行は継続的な安定稼働を目指し、800万人を超える顧客へのサービスを一層向上させることを目的としています。
デジタル金融機関としての姿勢
住信SBIネット銀行は、AIなどの最新テクノロジーを駆使し、フルバンキングサービスを提供しています。これまでに多くのシステムをクラウド上で構築してきた同社は、今後もその取り組みをさらに推進していきます。特に、Amazonのクラウドインフラを利用した新たなインターネットバンキングの中核システムの導入—NEFSS(Next Evolution in Financial Services Systems)—が2028年初頭を目処に進められます。
Datadogの導入効果
このようなクラウド環境構築において、Datadogが持つオブザーバビリティおよびセキュリティの統合プラットフォームは大きな役割を果たします。住信SBIネット銀行では、これまでに多くのシステム監視にDatadogを導入し、顧客サービスに直接影響する応答速度やエラーの主要指標を可視化。これにより、迅速に改善点を特定し、サービス品質を向上させることに成功しています。
特に今まで抱えていた運用上の課題も大幅に改善。夜間の低優先度のアラートに対する無駄な対応や、大量の通知での情報過多といった問題が解消され、担当者の負担が軽減されました。また、複数の監視ツールをDatadogに集約することで、インシデント対応の時間を大幅に短縮し、チーム間の連携強化にも寄与しています。
俊敏性の向上とシステムの品質
「デジタルバンクとして、システムの安定性と俊敏性は極めて重要です」と須藤部長は語ります。実際、影響分析にかかる時間が60から約5分に短縮され、迅速な障害対応が可能となりました。住信SBIネット銀行は、これからもDatadogを頼りに、勘定系システムの移行を通じて高品質なサービスを安定的に提供することを目指します。
今後、Datadogを通じて収集されたデータを元に、AIを活用した予兆検知や自動リソース最適化を図ることが期待されています。これにより、顧客に常に一貫性と安心感のあるサービス体験を提供し続けることが可能となるのです。
Datadogの展望
Datadogについて、同社はクラウドアプリケーション向けのオブザーバビリティおよびセキュリティの統合プラットフォームを提供しています。このプラットフォームは、インフラストラクチャやアプリケーションのパフォーマンスをモニタリングし、リアルタイムでのオブザーバビリティを実現します。住信SBIネット銀行との連携を通じて、銀行業務における信頼性をさらに向上させる役割を果たすことが今後の期待です。
このように、住信SBIネット銀行はDatadogとの連携を通じて、金融サービスの質を向上させ、顧客の期待に応え続けることで、デジタル金融機関としての地位を確立していくでしょう。