メタバースでの新たな学びの可能性
2023年、クラスター株式会社(東京都品川区)が大阪電気通信大学(大阪府寝屋川市・四條畷市)と連携し、メタバース領域における産学協力を開始することが発表されました。この連携は、次世代デジタル人材の育成を目指すものです。特に、2026年4月に新しく設立されるデジタルゲーム学科の学生たちが、メタバースの中でクリエイターとして活動し、実践的なスキルを習得することが目指されています。
クラスター株式会社について
クラスターは、VR技術を活用したメタバースプラットフォームを提供しており、音楽ライブやカンファレンスなど、さまざまなオンラインイベントを実施しています。スマートフォンやPCからもアクセス可能で、10万人が同時に接続できる環境を整えており、多くの人々にエンターテインメントを提供しています。
産学連携の背景
メタバースは、ゲーム業界に限らず、教育の在り方をも変える力を持っています。クラスターのCEO、加藤直人氏は、メタバースやゲームカルチャーが想像力を可視化し、複雑な社会課題を解決する手段としての可能性を強調しています。ですから、この連携を通じて学生たちは、新たな視点で学びを得ることが期待されています。
第三のキャンパスの構想
本連携では、メタバース空間に“第三のキャンパス”を構築するプロジェクトも始動します。この空間は、学生や教員、外部のパートナーが自由に集い、学びと発信を行える新たな拠点として機能する予定です。
オープンキャンパスの詳細
さらに、2025年7月13日(日)には、四條畷キャンパスで特別講演や体験授業が行われます。「OPEN YOUR WORLD.可能性を解き放て。」をテーマに、加藤直人氏の講演を予定しており、参加者はバーチャルアバターを作成し、メタバースを体験することができます。
学生たちの役割
新設されるデジタルゲーム学科の学生たちは、ユーザーとしてだけではなく、クリエイターとしてメタバース空間でのワールド制作やイベント企画にも参加することになります。この実践的な経験は、彼らが社会に出たときに大いに役立つことでしょう。
結び
この度の産学連携は、大阪電気通信大学とクラスターにとって、共に新しい挑戦であり、未来への投資です。次世代のクリエイターが生み出すイノベーションに期待が寄せられています。今後の展開が楽しみですね。