CUBICStars、製薬会社向けCRO事業本格展開へ！三次元組織解析技術で創薬支援

CUBICStars、製薬会社向けCRO事業本格始動！三次元組織解析技術で創薬支援

株式会社CUBICStarsは、独自の組織透明化技術「CUBIC」を活用した製薬会社向けCRO（医薬品開発業務受託機関）事業を本格的に展開すると発表しました。

革新的な技術「CUBIC」

「CUBIC」は、組織透明化、三次元イメージング、画像情報デジタル解析を統合した高度な技術です。この技術により、臓器や全身の全ての細胞、解剖学的構造、そして投与薬物の動態を三次元的に観察・解析することが可能になります。

従来、組織内の構造を詳細に解析することは困難でしたが、「CUBIC」は組織中のすべての細胞や構造を高感度で三次元的に可視化し、些細な変化も捉えることができます。さらに、組織内を三次元構造でデジタル化することで、定量的な解析も可能になります。これにより、より精度の高い創薬研究が期待できます。

創薬プロセス効率化への貢献

CUBICStarsは、医薬品開発費用の膨張と創薬の非効率化という世界的な課題に対し、「CUBIC」によるバイオデジタル技術で解決策を提供します。細胞や分子の特性（ブラックボックス性）を解消することで、革新的な創薬プロセスを実現し、より効率的な医薬品開発に貢献することを目指しています。

設立4期目を迎えて本格展開

2019年の設立以来、一部の国内製薬会社に対して個別にCROサービスを提供してきたCUBICStars。多くの製薬会社からの多様なニーズに対応し、研究を続ける中で、サービスの必要性と意義を確信しました。

設立4期目を迎え、体制が整ったことを受け、この度、本格的なCROサービスの提供を開始することとなりました。

今後の展開：試薬キット販売と動物実験施設開設

CUBICStarsは、創薬支援事業に加え、病理診断事業や新規創薬事業にも取り組んでおり、ヒトの健康増進に貢献することを目指しています。

今後の展開として、三次元組織染色用の試薬キットの販売を予定しています。このキットは、従来よりも高精度で短時間での免疫染色を実現し、低コストで初期的な研究に利用できます。

また、今秋には動物実験施設を開設する予定です。これにより、マウスを用いた投薬から全臓器解析までの一貫した受託研究サービスを提供可能となり、研究の幅がさらに広がります。

株式会社CUBICStars概要

社名: 株式会社CUBICStars
所在地: 福岡県久留米市百年公園1番1号福岡バイオイノベーションセンター401
代表取締役: 田中義紀
事業内容: 創薬支援事業（CROサービス・試薬キット販売）
設立: 2019年7月5日
HP: https://www.cubicstars.com/jp/index.html

CUBICStarsの革新的な技術と取り組みは、日本の製薬業界、ひいては世界的な医薬品開発の進歩に大きな影響を与える可能性を秘めています。今後の展開に注目が集まります。