植物と光のアート！『はじめてのサイアノタイプ』が8月登場

自然の美を表現するアート：『はじめてのサイアノタイプ』

2025年の8月、グラフィック社からの新刊『はじめてのサイアノタイプ青写真でつくるアートとインテリア雑貨』が発売されます。サイアノタイプは、その名の通り青色に染まる写真技法であり、19世紀の技術を根底に持ちつつ、現代においても新しいアートの可能性を広げてくれます。この書籍は、初心者から経験者まで楽しめる内容が盛りだくさんです。

サイアノタイプの魅力

サイアノタイプとは、水、太陽、そして鉄塩を使った感光液をベースにして、自然素材を使って実際に写真を焼き付ける技法です。この方法は、単なる写真撮影に留まらず、植物標本を用いたアートの創造をも可能にします。著名な植物学者、アンナ・アトキンスが開発したことでこの技法が知られるようになり、本書ではその歴史や基本的な作り方に至るまで詳しく解説されています。

本書の内容

本書は全128ページ構成で、以下のような目次が用意されています。

- はじめに: 「アンヴァンシーブル・エテ」の世界へようこそ
- 第1章: サイアノタイプ誕生物語
- 第2章: 鉄塩写真の技法
- 第3章: 押し花をつくる
- 第4章: アンナ・アトキンスの影響
- 第5章: 様々なサイアノタイプに挑戦
- 第6章: DIYノートの作成法
- 第7章: DIYの豆知識
- PORTFOLIO: 「アンヴァンシーブル・エテ」の作品集
- さいごに: 著者からの言葉

この本は、基礎からカスタマイズやアレンジに至るまで、様々な方法を提供し、読者が自分自身のアートを創造する手助けをします。特に、植物や布を使ったDIYプロジェクトは、手軽に挑戦できる内容で満載です。

著者のプロフィール

本書の著者、カミーユ・スレロルとマリ・ヴァンディッテリは、共に報道と編集の分野で活動している親友同士であり、サイアノタイプの新しい視点を提供するために奮闘を重ねてきました。2018年には、彼らの合作ブランド「アンヴァンシーブル・エテ」を立ち上げ、アートの復活を目指しています。試行錯誤を繰り返しながら、彼らが生み出す作品の数々は、視覚的にも刺激的です。

結論

自然とアートが織りなす美しい作品を通して、サイアノタイプ技法を学ぶことは、単純に趣味を超えた経験となるでしょう。『はじめてのサイアノタイプ』を手に取って、あなたのクリエイティブな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。日常生活にアートを取り入れる楽しさが、あなたを待っています。

このアートの世界に触れることで、きっとあなたも新たなインスピレーションを得ることができるはずです。