株式会社エイトブランディングデザインがブランディングデザインをサポートした、医療器材の再生処理プロダクトブランド『SALWAY』が、2024年度グッドデザイン賞金賞を受賞しました。
『SALWAY』は、医療器材を洗浄・滅菌し、再び使用可能にする「再生処理」に使用する製品のセレクトブランドです。同社は、戦略からコンセプト、商品政策、ネーミング開発、ロゴ、WEBサイト、ブランドムービー、製品カタログ、輸送箱や展示会のデザインまで、一貫したブランド構築をサポートしてきました。
グッドデザイン賞の審査委員は、『SALWAY』の鮮やかな青の矩形とボールド書体によるロゴタイプを高く評価しました。輸送箱から製品解説動画に至るまで一貫した展開により、再生処理に関連する商品の信頼性や合理性を的確に伝えている点が評価ポイントです。
さらに、ブランドサイトに掲載されている滅菌技師などの関係者インタビュー記事も、非常に丁寧に取材されている点が評価されました。現場の活性化を通じて「再生処理」業界全体の底上げを目指す熱意が、デザインを通して伝わってくる点が評価されています。
株式会社名優の代表取締役である山根優一氏は、日本の再生処理が欧州に比べて20年遅れている現状を踏まえ、今回の受賞を機に再生処理の重要性を多くの人に知ってもらいたいと語っています。
エイトブランディングデザインの代表である西澤明洋氏は、医療問題に向き合って作り上げてきた『SALWAY』ブランドが、グッドデザイン賞金賞という名誉ある評価を受けたことを大変喜んでいます。ブランディングとしてはまだ始まったばかりのスタート地点だと捉え、今後もデザインの側面から再生処理の普及を支援していく意向を示しています。
今回のグッドデザイン賞受賞は、医療器材の再生処理という重要な分野において、デザインが果たす役割の大きさを示すものと言えるでしょう。今後、『SALWAY』が日本の医療現場の革新にどのように貢献していくのか、注目が集まります。