アットホームの「出店退店リサーチマップ」とは
不動産情報サービスを提供するアットホーム株式会社(東京都大田区、代表取締役社長:鶴森康史)は、新たに「出店退店リサーチマップ(β版)」の提供を開始しました。このサービスは、店舗の出店や退店に関する履歴情報を、地図上で簡単に確認できる画期的なツールです。特に、不動産に関わる全ての事業者がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する中で、非常に重要な役割を果たすでしょう。
「出店退店リサーチマップ」の概要
「出店退店リサーチマップ(β版)」は、行政機関から取得した営業許可の情報を元に、アットホームが独自の手法で整理し、見やすくしたものです。利用者は、出店や退店に関するデータを履歴化し、特定の建物や店舗単位でまとめて確認することが可能です。アットホーム加盟店や利用店であれば、誰でもこのツールを活用できます。
このサービスは、特に以下のようなニーズに応えるために開発されました。
- - 店舗の出店や退店状況を地図上で見える化したい
- - 過去の出店退店状況をとことん確認したい
不動産関連の事業者は、このサービスを活用することで、これまで自分たちで調査していた情報をワンストップで確認できるようになります。これにより、不動産調査がDXを進める手助けとなるのです。
導入エリアと将来展望
「出店退店リサーチマップ」は、現在東京都の一部エリアに限った飲食店情報からスタートしていますが、将来的にはエリアを拡大し、理美容や医療機関などの業種にまで展開していく予定です。2025年の6月には、東京都の特定エリアにおいて飲食店等の情報が充実する見込みです。
閲覧可能な情報項目
このサービスを利用することで閲覧できる主な情報項目は以下の通りです。
- - 営業施設名称、屋号または商号
- - 所在地
- - 営業の種類
- - 法人名
- - 初回許可年月日
- - 許可満了日
様々な業界での活用
「出店退店リサーチマップ」は、不動産会社はもちろん、建設業や多店舗展開を行うフランチャイズ企業を含め、業種や業態にかかわらず広範囲で利用可能です。たとえば:
1.
貸店舗仲介:顧客に提供する店舗物件に付随する情報の確認・利用
2.
不動産開発:新しい不動産開発計画のための事前調査
3.
リーシング:テナント企業候補の選定に役立てる
4.
建設:商業用不動産プランの策定
5.
出店計画:フランチャイズ企業の新店舗計画の策定など
このように、多様な業務シーンで「出店退店リサーチマップ」が活用されることで、業界全体の効率化やデータ活用が進むと期待されています。
不動産業界のデジタル化が進む中で、アットホームの新サービスはビジネスチャンスを広げ、業界の活性化に貢献するでしょう。今後の展開が楽しみです。