スーパーホテルが環境への取り組みで輝く成果を上げる
株式会社スーパーホテルは、2025年12月3日(水)、グリーン購入ネットワークが主催する「第26回グリーン購入大賞」において、大賞と環境大臣賞を受賞したことを発表しました。スーパーホテルは、「Natural, Organic, Smart」をテーマに、国内外で177のホテルを展開する企業です。
継続する環境への配慮
この受賞は、同社が持続可能な宿泊を推進する一環として取り組んできた「CO2 実質ゼロ泊」によるものです。このプログラムでは、宿泊に伴う全てのCO2排出をカーボン・オフセットし、持続可能なライフスタイルを実現しています。スーパーホテルは、2021年の第22回グリーン購入大賞以来、今年で2回目の受賞となります。
「グリーン購入大賞」とは?
「グリーン購入大賞」は、1998年に設立され、環境や社会に配慮した製品やサービスを提供する事業者を表彰する制度です。この表彰は、持続可能な調達を通じてSDGsの目標達成を促進する活動に焦点を当てています。特に、脱炭素社会やサーキュラーエコノミーに寄与する取り組みが優れた成果を上げたとして評価されます。
スーパーホテルの環境対策の詳細
スーパーホテルは、2010年より宿泊によるCO2排出量のカーボン・オフセットを開始し、2024年10月からは全ての宿泊で「CO2実質ゼロ泊」を導入することを発表しました。この新しいサービスにより、宿泊時のガスや水道の使用によるCO2排出量は100%カーボン・オフセットされ、再生可能エネルギーでの電力消費が実現されます。これにより、2025年3月までに実施された宿泊数は約2,959万泊に達し、累計で154,957トンのCO2削減を達成しています。
審査委員会からの評価
審査委員からは、「ECO泊」の取り組みを全宿泊に拡大し、業界をリードする活動として高い評価が寄せられました。特に、宿泊者や地域との協力を通じてさまざまな環境意識を高める活動が、他の模範となる取り組みとして称賛されました。このような継続的な努力が、今後のホテル選びの基準となることが期待されています。
スーパーホテルのビジョン
スーパーホテルの代表取締役社長、山本健策氏は、「これまでのサステナブル経営への取り組みが評価され大変光栄に思っています。今後もお客様に快適な環境を提供し、地球にも優しいホテルとして進化し続けます」と語っています。同社は、エコ・ファースト企業として脱炭素社会へのリーダーシップを取る意向を明らかにしました。
グリーン購入ネットワーク(GPN)の役割
GPNは、1996年に設立され、企業や行政によるグリーン購入の促進を図るネットワーク組織です。約13,000点の製品情報を含むエコ商品データベースの運営や、グリーン購入ガイドラインの策定などに取り組んでいます。最近では、持続可能な調達の推進にも力を入れ、2025年6月時点で1,247団体が加盟しています。
このような環境への取り組みが評価される中、スーパーホテルは今後ますますその存在感を増し、持続可能な未来に向けた重要な役割を果たしていくことでしょう。