自治体・公共Weekで初公開される『ZoneZero』シリーズ
インプルーブエナジー株式会社が開発した新型の仮設トイレ『ZoneZero』シリーズが、2025年7月2日から4日に開催される「自治体・公共Week」で初めてお披露目されます。このトイレは、従来の仮設トイレとは一線を画す感染予防型で、特に注目されるのがその無臭化技術です。
無臭化技術の革新
「臭いを抑える」のではなく、確実に「無臭化」を実現するために、インプルーブエナジーは特許を取得した技術を駆使しています。このトイレは、マイナスイオンと低濃度オゾンを利用して、内部の便槽内に自動的に放出。これにより臭いの発生を根本的に防ぎ、ウイルスや菌を分解し、不活性化することができます。この技術は、薬剤の使用を必要とせず、手間をかけずにいつでも清潔な状態を保つことが可能です。管理負担も軽減され、災害時などの多忙な状況でも安心して利用できます。
容量と使用回数の向上
また、便槽の容量が従来比で1.5倍に増加したことで、使用回数も大幅に増加しました。これにより災害現場での汲み取りが間に合わないという問題にも対応。衛生状態を長く維持できるのは、導入する自治体にとって大きな利点です。
衛生的で快適な使用体験
さらに、『ZoneZero』シリーズは自動水洗機構とシリコンフラッパーを搭載しており、臭気の逆流を防止します。排水はすべて便槽へ流れ、床ごと水で清掃が可能な独自設計がされているため、清潔に保ちやすいという点も優れています。非接触型の自動手洗い器も標準装備され、使用者が衛生的に手を洗うことができます。
バリアフリー対応の快適空間
居心地のよさも追求されており、90cm×90cmの広さで、快適トイレ認定の星二つ基準をクリアしています。高齢者や子どもでも安心して利用できるように、着脱式のステップやスロープにも対応しており、暖房や冷房の設置も可能です。このように、全ての人が安全で快適に使えるように設計されています。
社会的意義と環境への配慮
このシリーズは、災害時の避難所や仮設住宅、公園・公共施設など様々な場面で活用できるため、地域の衛生環境を改善し、自治体の防災備蓄にも寄与します。『ZoneZero』シリーズは、その革新性が評価され、2025年に「ジャパン・レジリエンス・アワード」優秀賞を受賞することが決定しました。
展示会での体験
7月の展示会では、実際にトイレ内部に入り、この新しい体験を共有することができます。『ZoneZero』シリーズの無臭化装置による画期的な空間を、その場で体感していただけるまたとないチャンスです。ぜひ会場に足を運んで、その新しさを実際に体験してみてください。
展示会概要
- - イベント名: 自治体・公共Week 2025
- - 日程: 2025年7月2日(水)~4日(金)
- - 会場: 東京ビッグサイト 南展示棟
- - 出展ブース: 地域防災EXPO
- - 展示内容: 『ZoneZero』シリーズプロトタイプ(室内体験可)、クリスタルトイレ、トイレトレーラー
- - 小間番号: 南展示棟2ホール 8-1
この新型仮設トイレ『ZoneZero』シリーズは、これからの災害対策において重要な役割を果たすことでしょう。今秋の発売をひかえ、これからの展開にも大いに期待が寄せられています。